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周易の落とし穴(星)

梅の花の時期ですが、この2・3年はゆっくりと今年は梅の花を見る機会もなく過ごしています。
それでも、先日神社の境内に白梅と紅梅が咲いているのを見かけました。

忙中閑ありと言いたい所なのですが・・・・

実際は貧乏暇なしと言ったところです。

それでも、今年の中日ドラゴンズに期待できるならば、少しは心が躍るのですが・・・・

α~ (ー.ー") ンーー

何処まで期待していいものか?

それでも期待してしまうのが、ファンの悲しさなのでしょうか?

それはさておき・・・・

前回は、タロット・カードで占った場合の落とし穴について書きましたが、今回は周易で占った場合の落とし穴について書きたいと思います。
※易とっても周易・漢易(断易)・宋易(梅花心易)と3種類あります。また、周易には三変筮・中筮法・大筮法などの鑑定方法がありますが、今回取り上げるのは、周易の三変筮です。

先ずは、具体例として「坤為地(こんいち) 五爻変」を取り上げます。

坤為地 五爻変
原文 六五 黄裳元吉

読み下し文
六五(りくご) 黄裳(こうしょう)元吉(げんきち)
※六は陰爻を表し、五は五爻変を表します。

現代語訳
黄裳を身にまとう。大いに吉である。
黄裳の黄は中央の色、従順さの象徴
裳(現在のスカートのようなもの・下ばかま)

このままでは、意味不明と思いますので、少し解説します。
坤為地は、柔順の徳を表し、消極的に行動すべきことを表しています。そのため、従来の方針を守るべきときであり、自分から積極的に行動すべきではなく、人の意見に従った方が良いことを表しています。
そして、「黄裳を身にまとう。おおいに吉である。」とは、従順の徳に満ち溢れているならば、大吉であることを表します。

易経には、「大いに吉である。」とありますので、易経の本でも大吉の卦として解説している本も多いのですが、実はこれが落とし穴となります。つまり、この卦は従順の徳に溢れているならば、吉となるのであって、すべてが順調となることを表している卦ではありません。

過去の鑑定では、この卦を得た場合には、言いたいことは山ほどあっても、自分の意見は押し殺して周囲の人間や目上の人の意見に素直に従うべきことを表していることが多いようです。そのため、「大いに吉である。」とはありますが、実際の鑑定では衰運の卦であると解釈しなければなりません。

同じような例をもう一つ取り上げますと、天地否 上爻変も要注意の卦です。

天地否 上爻変
原文 上九、傾否 先否 後喜

読み下し文
上九(じょうきゅう)、否(ひ)を傾(かたぶ)く、先(さき)には否(ふさ)がり、後(のち)には喜(よろこ)ぶ、
※上は上爻変のこと、九とは陽爻のことを表します。

現代語訳
否の時が傾いた。初めは塞がっていても、後には喜ぶことになる。

天地否は八方塞を表し、苦労が多くて失敗が重なり、自暴自棄になり易いことを表します。
つまり、出口の見えない苦悩を表す卦です。

易経では、上爻変は物事が極まった状態を表し、この場合には、八方塞の極地を表します。
易の思想では、物事が極まれば、必ず変じ、変ずれば、通じると考えます。この場合には、八方塞の状況が極まるならば、必ず状況は変化すると考えます。

つまり、「初めは塞がっていても、後には喜ぶことになる。」とは、困難な状況が極まるならば、状況は必ず好転するはずであるとの意味です。これはどん底まで落ちたならば、後は上がるだけであるとの考えと同じであると言えますが、「後には喜ぶことになる。」とあるためか、易の本の多くには、大吉と書かれています。

しかし、八方塞の状態から立て直すことは容易ではありません。例えば営業不振で赤字が続き、経営者が金策に走り回っているような会社を立て直すとなれば、並大抵の努力では問題が解消しないのが普通です。過去の鑑定例でも、この卦を得た場合には、会社ならば倒産寸前と言うべき状態が多く、とても大吉とは言えないことが多いようです。

では、易の思想では、物事が極まれば、必ず変じ、変ずれば、通じると考えが間違いかとなれば、間違いであるとも言えません。確かに企業が赤字続きならば、経営の立て直しのために新規の顧客の開拓や業種転換や経営規模の縮小などをしなければなりません。またそれが出来ない場合には、廃業、倒産となることが多いと思います。

もし、経営赤字が極まって倒産となったとしても、変化したことには違いはありません。これは冬になり、草木が枯れても種は残るとの考え方ではないかと思います。つまり、草木の成長が極まったならば、枯れ果てますが、種となって命は受け継がれるとの考え方です。

これは思想としては、間違いでないしても占いの教科書としては問題があります。しかし、易経は儒教の四書五経の一冊であることを考えるならば、当然の考え方であると言えます。そのことを忘れて易経の文章で判断しますと落とし穴が待ち構えています。

※四書五経
中国の代表的な古典の総称で、儒教で経典として尊ばれたものです。
四書は「論語」「大学」「中庸」「孟子」
五経は「易経」「書経」「詩経」「礼記」「春秋」

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at 18:08, 星 良謙・子授け地蔵, 占いの話

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