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霊界通信の検証5(星)

前回は、本人の妄想や低級霊の惑わしの可能性の高い霊開通信を取り上げましたが、今回は本人の妄想や低級霊の惑わしではなく、意図的に仕組まれた霊界通信について取り上げます。本人の妄想や低級霊の惑わしの可能性の高い霊開通信の場合には、本人に多くの人を惑わそうとの積極的な意志はないと言えますが、意図的に仕組まれた霊界通信となりますと、これは最初から人を騙すことが目的となります。

 

これは、ホットリーディングと呼ばれる方法ですが、ホットリーディングについて詳しく取り上げた本は少ないのですが、手元の本を調べたところ「と学会レポート ギボギボ90分 永瀬唯 植木不等式 志水一夫 本郷ゆき緒 皆神竜太郎[著]」がありました。この本は、2006年12月の出版と少し古い本となりますが、テレビ番組「宜保愛子 ピラミッドの謎に迫る!」(日本系列 一九九二年一二月二九日放送)の検証をするために、5人の懐疑派の方々の対談をまとめた本となっています。

 

個人的には、宜保愛子女史に関して何も知りません。宜保愛子女史がテレビの番組に出演されていたことや霊能者として活躍されていたことは知っていますが、それ以上のことは何も知りません。90年代の前半と言えば、サラリーマン時代であり、毎日9時過ぎに帰宅していましたので、テレビをほとんど見ていませんでした。そのため、受け売りで故人を批判することはあまりやりたくはないのですが、ホットリーディングについて詳しく書かれていることから取り上げさせて頂きました。

 

 さて、この年表の中で、宜保さんの全盛期と言えるのが一九九〇年〜九三年あたりですね。で、中でも霊能者・宜保愛子のピークだと私が思っているのが、今日のパホォーマンスで取り上げるテレビ番組「宜保愛子 ピラミッドの謎に迫る!」(日本系列 一九九二年一二月二九日放送)です。

 この番組、それまでは心霊写真の鑑定や身近な人物の霊視をメインにしていた宜保さんが、初めて歴史的な対象を霊視したもので、しかもこれがヒットしたことがタレント宜保さんにとって大きな飛躍のきっかけとなった、そういう番組です。この番組の成功に続けとばかりに、この後、宜保さんを海外に送り込んで歴史物の霊視をさせるという番組が幾つもつくられていくことになりました。加えて、宜保さんの霊能者としての「芸」の完成度という観点から見ても最高レベルの番組で、まあ霊能者・宜保愛子の代表作と言ってもいい。だから逆に言えば、この番組についてきちんと検証しておけば、宜保さんの核となる部分について検証できると、そういうことになるんですね。

 

と学会レポート ギボギボ90分 P17-18

 

この本の中では、宜保女史がホットリーディングとコールドリーディングを巧みに織り交ぜていたとしていますが、今回はホットリーディングについて取り上げたいと思います。尚、この本の中にホットリーディングについて簡単な解説が記載されていましたので引用させて頂きます。

 

ホットリーディング

[実際の手段]

■助手や協力者による情報提供

(場合によっては探偵などに依頼し、身辺調査を行う)

■前もって調査票などに記入させ、その情報を読む

(相手には気付かれないように盗み読んだり、協力者がサインを送ったりする)

■住宅侵入による情報や物品の入手

(極端な場合、あらかじめ隠しておいてから「無くした指輪は、箪笥の裏に落ちていますと言い当てたりもする)

■霊能者同士でデータベース共有

 

相違点 下調べなど、事前の行動によつて情報を入手する。無意識で使用することはない。

 

宜保さんの場合

※前もって入手してある情報とその場の会話で得たい情報を併用するなど、厳密分類できるとは限らない。

ツタンカーメン霊視、ロンドン塔の霊視※1

 

と学会レポート ギボギボ90分 P22-23

 

※1 この本では取り上げてられていない話なので補足します。

1993年12月30日に日本テレビで放映された宜保愛子特番『新たなる挑戦供戮砲いて、ロンドン塔において透視を行い、不遇な最後を遂げたロンドン塔の王子達の哀れな末期の姿を物語を霊視されました。夏目漱石が明治33年10月30日にロンドン塔を訪れたときの印象を綴った作品「倫敦塔」のなかで王子たちの描写した文章と全く同じでしたが、の夏目漱石の作品の「倫敦塔」は小説であり、史実ではありません。そのため、霊視ではなく、夏目漱石の作品の「倫敦塔」の一節と同じでした。また、もう一つ致命的なミスが「新・トンデモ超常現象 56の真相 皆神竜太郎 志水一夫 加門正一著」の中で紹介されています。

 

 さらに宜保氏の霊視には、大きなミスが含まれている。それは、ブラッディ・タワーの上階において天蓋(てんがい)付きのベッドを、漱石やポール・ドラローショが描いた、ロンドン塔の王子たちが座っていたベッドだと、勘違いしたことである。実は、このベッドはロンドン塔の王子たちが使用したベットではない。これは、下の階で宜保氏に一生懸命『万国史』を書いてみせたとう、ウォールター・ローリー卿時代のベッドなのである。

 

中略

 

 それにそもそも、上階にあるベッドを、ロンドン塔の王子たちが使用できたわけは絶対にない。というのは、ブラッディ・タワーの上階は、ウォールター・ローリー卿がその家族と住むために17世紀に建て増しされたものだ。ロリー卿がロンドン塔に投獄されていのは、1609年から1616年にかけてのこと、一方、王子たちがロンドン塔に幽閉されていたのは、1483年頃の話である。つまりローリー卿のほうが120年も後の話なのである。

 

新・トンデモ超常現象 56の真相 皆神竜太郎 志水一夫 加門正一著 P225

 

江原啓之氏も出演者に詳細な事前調査を行っていたとしてホットリーディングを使用していたのではないかとの疑惑があったようですが、本当のところは不明です。ホットリーデングの場合には、関係者の信頼できる証言などがありませんと、単なる噂話の可能性があります。この本でも宜保女史が霊視として語った内容と事実関係を検証していますが、基本的には状況証拠と推論が中心となっています。しかし、それなりに説得力のある内容ですので、一部を引用します。

 

 

永瀬 さて、宜保さんはものの見事に霊視に成功したんですけれども、冷静に考えて頂きたい点があります。

 ここで宜保さんがしたことが、はたして何だったかということです。

 霊視によりツタンカーメンの毒殺に使われたワインの壺をズバリ言い当てた、のではありません。あくまでも「ツタンカーメンが死んだ年」として最も有力視されている年が刻印された、唯一のワイン壺を名指ししただけなのです。(1)

 

 

 いったん戻っておさらいしましょうか。宜保さんが指摘したのは、ツタンカーメンの死んだ年である「治世一〇年」と書かれたワイン壺です。ところが、その年代がまず間違っています。死んだとされる年が記されているだけで、その年に作られたワインではありません。

 次に、この問題のワイン壺は、蓋が取れていません。開けられたことがない。つまり飲まれたことがないものということになります。先ほど言ったように、品質を保つために封印したり、何年産でという風に書いてあったりと、現在のワインとそっくりですね。現在の、壜(びん)の中に入ったワインと同じものだと考えてください。ただしこれ、王様の副葬品ですよ。当然、開けられて飲まれたこともないものしか、副葬品にしません。

 

本郷 飲みかけなんてお行儀悪い。

 

永瀬 ましてや、その中に入っているワインで毒殺するなんて、不可能どころかナンセンスです。

 宜保さんの指摘した壺には、ツタンカーメンが死んだ年の年号が書かれている。ここまでは100%合っています。ところが、結論として出てきた、毒殺に使われた壺だという主張は、100%間違っているのです。(2)

 

と学会レポート ギボギボ90分 (1)P146 (2)P151

 

この本の中では、この他にスタジオのゲストの霊視をした際に宜保女史が使用したコールドリーデングの手法の解説※、宜保女史が予知したとされる地震の検証、セティ二世の墓の霊視の検証など番組の中で行われた霊視についての検証など幾つかの検証がされています。そして、この本の後書きにまとめとして著者の永瀬唯氏は、下記の様な推論を掲載されています。

 

●宜保女史は、ツタンカーメンの遺跡の出土品について事前に調べていたのではないか?

 

状況証拠

●ツタンカーメンの遺跡の出土品を網羅し、個々由来まで記述した洋書は、東京都日比谷図書館の世界史、洋書のコーナーにあったことを著者は確認

●日比谷図書館は延長を含めて1ヶ月近く貸し出しが可能であった。

●放送がされた当時には、日本語訳は刊行されていなかったが、宜保女史は国際電話で仕事の交渉も自在にできるほどの語学力の持ち主であった。

●遺品のワイン壺にひとつだけ、明らかに時代がずれるものがあり、ツタンカーメンが死んだ年が記されていることが、記載されていた。

 

●新宿には、古代オリエント博物館があり、エジプトのマルカタ宮殿発掘が詳しく掲載されたシンホジウム本が売られていた。

●遺跡の図面、内部の配置、壁画などが掲載されていた。

 

●霊視ではなく、綿密な調査による精微なデータであった。

●専門的で精微なを正しく解読するためには、専門家のアドヴァイスが必要だが、宜保女史にはアドヴァイスをしてくれる専門家がいなかったために、パフォーマンスの重要な部分において、結論だけを間違えた。

 

少し補足しますと、著者の永瀬唯氏は宜保女史を一流のエンターテイメントとして賞賛されてはいますが、批判はされいません。確かにエンターテイメントとしては、一流であったのかもしれませんが、個人的には何とも人騒がせなエンターテイメントであったと思います。勿論、この本の中で書かれていることは推論であり、宜保女史は本当に霊視されていたのかもしれません。しかし、本当の霊視であったならば、結論を間違えていたのでは、洒落になりません。

 

霊能者の世界は、古美術品の世界と同じではないかと思います。古美術品の世界では贋作が大量に出回っていますが、霊能者の世界も同じ様な状況です。少し違うのは、霊能者の世界では、本人も自分には霊能力があると考えている場合が大半であり、最初から騙そうとする人間は少ないと言うことです。しかし、これは比較の問題でしかなく、霊感や霊能力を看板にして詐欺行為を働く人間はいます。

 

これは古美術品の世界から贋作がなくならないのと同じではないかと思います。どうして贋作がなくならないかと言えば、お金が儲かるからであり、それは霊能者の世界でも同じだと思います。霊能力をエンターテイメントとしてテレビ番組などで楽しんでいる分には良いのかもしれませんが、本当に苦悩している方を騙すとなれば、これは犯罪行為です。他愛もない言葉でも、霊能者から亡くなった肉親からの言葉であると聞かされるならば、肉親を亡くした遺族には価値が生まれます。それは人の不幸を利用する行為であり、許されることではありません。

 

この本は、宜保女史の霊能力は偽物であると断定されていますが、その真偽は分かりません。しかし、宜保女史の霊能力は偽物であるとするならば、この本の著者のように一流のエンターテイメントとして賞賛する気にはなれません。エンターテイメントとして活躍されるのであるならば、心霊世界以外で活躍されるべきだったと思います。

 

 

ご相談は こちらから

at 14:12, 星 良謙・子授け地蔵, 霊感・霊能力について

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