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困った上司(星)

暫く投稿をお休みしてしまいました。m(_ _)m

書きたい事は、幾つかありますが、何かと慌ただしい日々が続いておりました。

なるべく投稿させて頂けるようにしてみます。

 

追記

投稿の際に記事が一部消えていましたので、再投稿させて頂きます。

記事の投稿前に下書きに加筆したのですが、その際に加筆分が消えてしまったようです。

ご迷惑をお掛けして申し訳ありません。

 

それはさておき・・・・・

 

管理人がまだ印刷業界で働いていた時期の頃の話ですが、当時はワープロが全盛期であり、簡単なチラシを手作りされるお客様もいました。この時もお客様がチラシの原稿を作成されるとの話でしたので、得意先でチラシ原稿の出来上がりを待っていた事がありました。暫く待っていたところ、担当者が「これから課長に見せてくる」と言って席を外されましたが、戻って来られると出来上がったチラシの原稿を黙って破り捨てました。そして一緒に打ち合わせをしていた同僚に「課長は批判だけして提案がない」と怒り始めました。話を聞けば、出来上がった原稿を見て、ここが悪い、あそこが悪いと批判するだけは批判しながら何をどう直すのかに関しては言わないことに対して腹を立てている様子でした。

 

チラシの紙面づくりは、売り出しの内容を如何に分かりやすく消費者に伝えるかではありますが、これは簡単そうで難しいことであり、素人には難しい作業です。デザイナーに依頼すれば話は早いのですが、小規模な売り出しであることから予算もなく、デザイナーに依頼もできません。また、一般家庭用のワープロでは、レイアウトなどにも限界があることからかなり妥協する必要がありますが、それらを無視して高いレベルの要求をされたならば、担当者が怒るのも当然となります。

 

売り手としては、新製品だからもっとアピールしろ、目玉商品商品からもっとアピールしろと言うのは簡単ですが、限らた紙面を如何に使うかとなれば、優先順位を明確にしなければならず、チラシ全体も安さを強調するのか、商品の紹介を中心とするのかなど、方針を明確に決めなければなりません。それらの指示もなく、批判だけされたのではないのかと思ってはいましたが、黙って原稿作りを始めた担当者を見守ることしかできませんでした。

 

これと似た話となりますが、大手スーパー―の担当者に振り回された大手の印刷会社の営業の話を聞いたことがあります。何分にも今から30年程前の話ですので、印刷業界の事情も大きく異なっていました。30年前には大手の印刷会社やデザイン事務所がコンピューターを本格的に導入し始めたばかりであり、原稿の作成も手作業の時代でした。今でも同じではないかと思いますが、当時は印刷会社にとってチラシの仕事は時間との戦いでした。

 

大抵の場合には、原稿の内容が決まるのはギリギリでした。担当者にもう間に合わないから催促しても内容が決まらない、担当者が会議中や出張中などいつもの事でした。それでもやっと原稿の内容が決まってもデザインの決定、写植、商品写真の手配など幾つもの作業が待っています。チラシの納期は決まっていることから原稿が遅れれば遅れる程、営業は胃が痛むことになります。管理人もそんな経験を何度もしましたが、大手スーパー―の担当者に振り回された大手の印刷会社の営業の話には同情しました。

 

この方の話では、最終的な打ち合わせでスーパーの担当者が毎回原稿の大幅な修正を繰り返したそうです。通常は最終的な打ち合わせで行われることは、誤字や脱字、写真の間違いなどの確認作業であり、最終原稿の段階で大幅な修正など考えられません。もし、最終段階で大幅な修正があれば、納期が大幅に遅れます。しかし、チラシの場合には、特売日が決まっていることから納期は動かせませんので、そのしわ寄せは、印刷に関わる人間すべてに影響するだけでなく、作業工程も大きく影響を受けます。

 

顔面蒼白となっている営業を横目に担当者が思い付きのままにやりたい放題、管理人にはそんな光景が目に浮かぶようでした。当然のことながら大幅な修正となれば、版下はすべて作り直しとなることから版下を制作している社員は徹夜となります。そのことが分かっている担当の営業は、会社に帰ってから版下の制作の担当者に毎回土下座して修正をお願いしていたとの話でした。管理人は、ここまで悲惨な経験はしたことがありませんが、最終の打ち合わせで唐突にこの商品を追加して欲しいとか、この企画を追加して欲しいと依頼され、納期が間に合わなくなると喧嘩腰になったことが何度かありました。

 

さて、この2つの話は、似たような話ではありますが、少し違います。部下が作成した手作りのチラシ原稿を批判した上司は、出来上がった原稿を批判するだけ、具体的な提案はなく、スーパーの担当者は出来上がった版下を大幅に修正しています。しかし、どちらも白紙の段階での提案ではなく、出来上がった物に対する批判です。出来上がった物を批判するのであるならば、原案の段階で明確な方針が指示するべきであり、明確な方針があれば、必要ない修正であることが混乱の原因と言えます。

 

では、どうしてこのような事が起きるのかを考えますと、管理職の責任と言えますが、管理職の性格の問題でもあることにと気が付きました。以前に読んだ本ではありますが、「困った上司、はた迷惑な部下 八幡 洋著 PHP新書」に、困った上司のタイプ別に解説がありました。

 

拒絶性上司 すねるのが大好きな女の子と同じ心理

 「なかなかオーケーを出してくれない上司」と言うのが何種類かいて、拒絶性上司はその代表の一つである。だが、これら「話を通してくれない上司」グループは、微妙にその色合いが異なっている。

 まず、「自分の考えていることが一番正しい。他の連中は、俺に絶対服従すべきだ」という独善で凝り固まったサディスト上司。

 それから、「このグレートな俺様に、一度ぐらいで企画書を通してもらえるなんて思われちゃ困るね」という、おもに「もったいぶり」から気難しく構える自己愛性上司。そして、「この表と箇条書きの大きさのバランスが、ちょっとずれているような気がするんだけどなあ。きちんと直してもらえない?」など、やたら細かいことにこだわり完璧を求める強迫性上司。

 これに比べて、拒絶性上司の「話の通りにくさ」は、かなり微妙でわかりにくいものである。あなたの案件になかなかオーケーを出してくれない拒絶性上司の胸の内を、むくるれたりすねたりするのが好きな女の子との間にありそうな場面の心理描写をカッコにいれて、翻訳してみよう。

 

困った上司、はた迷惑な部下 八幡 洋著 PHP新書 P111

 

管理人は、部下の作った手作り原稿を却下した管理職と面識はありましたが、儀礼的な挨拶が中心でしたので、上記のタイプの中のどのタイプかは断定できませんが、やたら細かいことにこだわり完璧を求める強迫性上司か、すねるのが大好きな女の子と同じ心理の拒絶性上司のどちらかではないかと思います。ただ、知的な印象を受ける方であったことからやたら細かいことにこだわり完璧を求める強迫性上司だった可能性が高いのかもしれません。

 

また、知り合いの話を聞いた印象としては、スーパーの担当者は独善で凝り固まったサディスト上司ではないと思いましたので、この本からサディスト上司の解説を引用します。

 

サディスト上司

 彼らは、ことに「相手に屈辱を与えた」ことをもって勝利の証としたがる。相手が傷ついた様子を確認できたとき、それがサディストたちにとっては「相手に勝った」という確実な証拠となり、彼らを満足させる。そのために彼らの行動は、単に「自分の意見を押し通す」などの枠を超え、「相手を傷つける」そのこと自体を目的にした非常に攻撃的なものとなる。

 彼らは相手が感じているはずの屈辱感を熱心に想像しそれを反芻(はんすう)し、どうすればその苦痛をもっと増やすことができるのかを夢中に考える傾向がある。相手のダメージが大きいほど自分が優越していると考える。サディスト上司は、相手がある程度のダメージを確認しないと気がすまないので、相手が彼らが期待したほどダメージを受けたように見えなければ、さらに攻撃を加えるだろう。一通りお説教が終わっても、相手を後ろから呼びつけ「反省の色が見られない」「何とか言え」などしつこくがなりたて、どうしても相手がまいっている姿を見たがるのは、このタイプの特徴である。

 

困った上司、はた迷惑な部下 八幡 洋著 PHP新書 P93-P94

 

実は、管理人が働き始めた最初の職場の管理職がこのタイプでした。一度怒りに火が付くと止まらず怒鳴り散らしていましたことを覚えています。職場には新人が3人配属されましたが、営業成績が不振続きであった同僚が怒られ役となりました。帰社後にその日の活動を書きこんだ日報を提出する際に怒らていたのですが、次第に怒られる時間が長くなりました。そしや帰社後だけでなく、朝礼が終わり、営業活動に出掛ける前にも怒られるようになりました。しかし、これで終わることなく、昼に帰社後の時間にも怒られるようになり、最後は別室に呼び出されて怒られていました。管理にも人に自慢できるような営業成績ではなかったことから明日は我が身でした。そのため、自分が怒られていませんでしたが、何とも気が重くなる時間でした。

 

管理人は、二年程後に配置転換となり、同僚は退職しましたが、残った同僚の話では、怒られ役の同僚が退社した後にベテランではありますが、あまり営業成績が良くなかった社員が次の怒られ役となったとの話でした。更に後でわかったのですが、管理人が入社する前年の新入社員も怒られ役であったとの話でした。そのため、この管理職はいつも怒りをぶつける対象を作っていたのではないかと思いようになりました。その時には、それ以上深く考えることはありませんでしたが、この本を読み、妙に納得してしまいました。結局、この管理職は部下に屈辱を与えることの快感に酔いしれていたのではないかと思います。

 

 

ご相談は こちらから

at 10:52, 星 良謙・子授け地蔵, 管理人のひとりごと

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