new entries
categories
archives
recent comment
recent trackback
links
mobile
qrcode
others
無料ブログ作成サービス JUGEM
search this site.
<< 霊障解消の困難さ3(星) | main | 霊障解消の困難さ5(星) >>

霊障解消の困難さ4(星)

名無し様コメント有難う御座います。

 

実は、昨日神社に参拝した際に御神籤を引きましたところ、御神籤の裏に下記の文章がありました。

 

神の教え

 恨むおもいは炎(ほのお)となって人も己が身(み)もやきつくす

波(なみ)立(た)たぬ平(たい)かな心の海(うみ)には、神様の御光(みひかり)が澄(す)み入って清(すが)々しい。人を恨(うら)み、憎(にく)む心は、先ず我が胸(むね)をこがして、炎(ほのお)となり、刃(やいば)となって先方(せんぽう)をきずつける。それが又目にこそ見えぬ 木霊(こだま)の様(よう)に再(ふたた)び自分に返(かえ)り来つて身を害(そこ)なう。まず恨(うら)みの炎を打(うち)消し、心の波(なみ)を静(しず)めよう。

 

帰り際にこれも何かのご縁かと考え、怒りや憎しみについて記事を書くべきかと考えていましたところ、コメントを頂きましたので、再度、怒りと憎しみの話題を取り上げることにしました。但し、神の道について語ることができるような人間ではありませんので、いつもと同じように現実世界と心霊世界との関連について書きたいと思います。

 

さて、コメントを拝見して同じような経験をしたことを思い出しました。それは父が他界した後に自律神経失調症を発病して自宅療養をしていた頃のことでした。あの当時は転職も決まり、希望を抱いていた時期でしたので、どうして自分がこんな病気になったのか分からず、途方に暮れていました。最初は暫く静養すれば治るかと思って居のですが、長い療養生活となったことから決まっていた就職の話も立ち消えとなりました。

 

そんな頃に激しく怒っている夢を見ました。自分の中では既に終わっている話であり、忘れていた内容でしたが、自分の心の中には、激しい怒りが眠っていることに気付きました。自宅療養と言っても特に何もすることがない状態でしたので、時間だけは充分にありましたので、自分のこれまでの人生を振り返り、あれこれ考える日々が続きました。そんな日々を続けていたところ、自動書記が始まってしまったのですが、今回のテーマとは異なることから機会を改めさせて頂きます。

 

その時の体験から書きますと、怒りは忘れたつもりでも心の奥底に眠っているだけであり、忘れていませんでした。これは自分にとっても意外な事であり、自分は何にこだわっているのかと色々考えてみました。この作業は宗教家の説くような反省でもなければ、内観でもなく、自己分析でした。そのため、これまでの人生を静かに振り返り、悟りましたなどと書くつもりもなく、自分の中の怒りを昇華したと書くつもりもありません。

 

しかし、心霊世界を考える際に、この怒りは忘れたつもりでも心の奥底に眠っているだけであり、忘れていないことは重要な手掛かりとなります。現実世界の場合には、通りすがり様のお話の様に怒っていることに疲れるだけでなく、日々の生活に追われることもあり、忘れることも多いのですが、心霊世界では事情が異なります。その違いの一つは時間感覚の違いであり、もう一つは心霊世界では思考と行動が同一であることです。この二つの違いが分かりますと怨霊の行動が理解しやすくなります。

 

最初に時間感覚について書きますと、心霊世界では時間の流れは、人によって異なり、何十年前であろうと、何百年前であろうと本人の考える時代の感覚で止まっています。そのため、数百年前や千年以上前の時代感覚でいるのが一般的です。これは何も心霊世界に限られた話ではなく、現実世界においても似たようなことはあります。例えば日本でも電気やガスがない生活をしている人は皆無ではありません。電気やガスがない生活をしている電気やガスがない生活をしているならば、江戸時代の生活と大差がない生活となります。これは令和の時代を生きていても江戸時代を生きているのと同じことになります。また、高齢者が時代の変化を受け入れられずに古い価値観のままで生きていることや昔を懐かしみ過去の思い出の中で生きていることは珍しくありませんが、これも現代を生きながらも心は過去の時間で止まっていると言えます。

 

次の心霊世界では思考と行動が同一であることは、現実世界を基準にすると分かにくい話ですが、心霊世界は肉体のない世界であることから思うことと行動することの差がありません。現実世界であるならば、行動するためには身体を動かす必要がありますが、心霊世界においては、肉体の制限がありません。現実世界で似たような事例を考えますと、音声だけで反応する電化製品に取り囲まれた生活が一番近いと言えるのではないかと思います。守護霊は霊界では相手を殴りたいと思うことは相手を殴るのと同じであり、相手を殴りたいと思うならば、相手を殴っているのが心霊世界であると語っていました。

 

この二つのことを前提にして考えますと、忘れたつもりでも心の奥底に眠っていた怒りは、死後の世界において復活する可能性は高くなります。現実世界においては日常生活に追われて忘れていたことでも、忘れていた感情が蘇り、その感情に支配されることになる可能性が高くなります。それが誰かに対する怒りであったり、好きな人に対する恋愛感情であったりと内容は違っても、その感情に支配され、翻弄されることになります。そして心霊世界では、時間が止まっていることから何百年過ぎようとも誰かに対する怒りや好きな人に対する恋愛感情を抱き続けることになります。

 

このことは何も心霊世界に限られた話ではないと思います。現実世界でも40年、50年前の恨みを死ぬまで抱き続けることや初恋の人に対する恋愛感情をいつまでも抱き続けることは珍しい話ではありません。本人の心の中で怒りの感情が解消されていなければ、何十年の歳月が流れても怒りの感情は残り続けると言えます。現実世界に生きていますと、忘れることが怒りを解消したと錯覚しているだけの話であり、その怒りは死後の世界に持ち越されることになります。そして心霊世界においては、思うことは行動することになりますので、怒りを抱く不成仏霊が子々孫々まで呪ってやるとの気持ちを持つならば、子孫に障りを起こし続けることになります。

 

 

ご相談は こちらから

at 11:17, 星 良謙・子授け地蔵, 霊障解消の困難さ

comments(0), -, pookmark

comment