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呪いについて

 いよいよペナントレースがと言ってもパリーグは既に開幕済み、大方の予想通り楽天は連敗!田尾監督を追い出した報いじゃと五寸釘を探す管理人。(管理人は中日ファンなのです。だから元中日の選手の多い楽天を応援していたのですが監督交代から少々変化))藁がないので野村監督の顔写真で代用しようかとも考えたがここは三木谷氏の写真かと考え直す。しかし打ち込むべき木がない・・・まさか庭木に打つわけにもいかず・・・とあっさりやめる管理人。
 しかしながら今でも本当にやる人は多いようなので書きますが正式?には呪いの藁人形は女性だけに許された呪術です。男は自分の力で復讐しろと言うことでしょうか?また本来の意味としては自分が魔物と化して相手を呪うための方法であり、その呪いが成就するとは自分が魔物になることを意味している恐ろしい呪術なのです。
 管理人の家から車で一時間ほどのこの地域では有名な神社の境内に時折藁人形が打つこまれているようです。管理人は真新しい釘を抜いた跡見たことがありますが実物は見てません。
 蛇足ながら藁人形ではなく、靴や履物が打ち付けられている場合には呪いではありません。家出人の家族なとが家出した人間の履物を打ち付けることで家に戻ることを祈願する(足を止める意味)場合に行われる一種の呪術です。
 くれぐれも皆さんは実践されることがないように!藁人形の聖地?である貴船神社の神主さんも以前TVの取材で嘆いておられました。非常に危険なことです。やるならもっと安全で確実な方法を・・・こら!お前は何を書く気だとの怒鳴り声が!!!う〜ん、おかしい今日は一人のはずが??
 と普通ならばこれだけで怪奇現象なのですが気が付けば指導霊の皆様方がお揃いで管理人を睨み付けておいでで!!!やばい!さっさと話題を変えます。指導霊の皆様方(何故か?背中に火を背負ったり、やたらと長い棒やら剣を持たれた方が多いのはきっと気のせいでしょう)管理人はそんなことここでは書きません。問い合わせのメールがあれば銀行口座を・・・・いや、そのそんなに怒らないで!軽い冗談ですから!・と書いたものの信用されていない!やっぱり話題を変えます。

 前回TBしていただきながら掲載できなかったヒロさん日記が今回掲載されました。リンクが不調なのでTBからアクセスしてください。管理人も拝見しましたが記者の方だけあってなかなか鋭い洞察力をお持ちであり、管理人もお気に入りに登録しました。

 馬鹿な話ばかり書いていたので今日書こうかと考えていた心霊写真の話題は次回にてして呪いについて少し書き加えます。呪いの方法には各種ありますが呪いの藁人形にしても人間の想念の力を増幅させるための手段であり、その作法も如何に憎しみを増大させ、またそれを持続させるかのためにあると考えられます。
 特にボーダーライン(境界性人格障害)と呼ばれる精神病の患者などの場合には非常に激しい思い込みをされることから本当に生霊となって相手に不幸をもたらす場合があります。ただ並みの人間では生霊となって相手を陥れることはできません。一日中相手への憎しみだけを持ち続けることができるような執念深い人間にだけ可能です。
 しかし、管理人は悪霊ならばさして恐れることはありませんが相手が救いようがないほど執念深い人間の場合にはお手上げです。管理人にも被害を最小限にすることしかできませんが過去にそんな生霊から身を守り通した人が一人だけいました。
 その方は女性でしたが交際相手がべたぼれで一日中その女性のことを考え続けていたことからその方の周囲には不幸が続いてもその方には何も起きませんでした。つまり生霊には生霊でしか対抗できないようです。
 ではその執念深い人間はどうなったかと言えば誰からも相手にされなくなって破綻への人生をまっしぐらとなりました。そこまでの憎しみを持てばその憎しみの力は自分の人生をも破綻させてしまいます。どうか皆さんも気お付けてください。

at 16:49, 星 良謙・子授け地蔵, 霊感・霊能力について

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OO菩薩?

 何はともあれ業務連絡です。エログのTBがあまりにも激しいことからTBを受付をしない設定にしておいたところ記事を紹介していただいたブログがあることをアクセス解析から知りました。こんな管理人が日頃の欲求不満を解消しているだけのような記事ばかりでよろしければTBを歓迎いたします。

 基本的に内容が内容であり、管理人の言動にも情緒不安定ではないかとの世間の疑いの眼差しもありますのであまり積極的にこちらからお願いしませんでしたがコメントなりTBなり歓迎いしたします。リンクに関しては基本的にフリーです。
 ただエログと管理人が宣伝目的と判断した場合には削除させてもらいます。
 
 朝からPCに向かってしまうとはPC中毒にかかってしまったかと悩む管理人。仕事の依頼がないだけだろう!との陰の声!すぐに落ち込む管理人。しかし管理人はお客を選んでいるだけだと開き直る。本当は客に選ばれないだけだろうとの陰にまた落ち込む。・・・何だか雲行きが悪い・・
 朝から雨みたいだし・・・それは天気だろうと突っ込まれるてさっさと本題に入ることにします。

1.「教えてgoo」の質問から
 gooの検索で「教えてgoo」の一般の人々から広く?(書き込むには登録が必要です)募集する掲示板がありますがそこに下記の投稿がありました。無断で借用してゴメンナサイ。
m(_ _)m

 面白そうな疑問なのでgooに登録をしたのですが登録確認のメールが届きません。正直に霊能者と書いたのが間違いだったのかと考えたりもしていますがそれはそれとして多くの人が抱く疑問なのかもと思ってこの質問を取り上げてみました。


霊能者の方、もしいらっしゃたら教えてください。
よくTVで天草四郎の生まれ変わりとか守護霊はなになに菩薩とか聞きますが(わたしは信じてます)、
それはなになに菩薩の姿が見えるんですか?姿をみただけではなになに菩薩とか天草四郎とかわからないと思うんですけど。それとも「われはなになに菩薩じゃ。」とか教えてくれるんですか。そもそも菩薩様とか観音様とかって、何種類もありますよね。あの人たちって全部実在するんですか?それとも宗教ごとにちがうんですか?
すみません、罰当たりな感じですが真剣に疑問に思ってるんです。そういうのが見えておられる方のみお答え願います。

2.検証不可能な世界
 質問がいくつかありますので整理しますが霊能者が自分は誰々の生まれ変わりであるとか守護霊は何々菩薩であると言ったとしてもそれが本当であるかどうかを確認する手段はありません。何せあの世には戸籍謄本も住民台帳もない世界なのです。

 心霊がお釈迦さま公認の身分証明書でも持参して登場してくれればいいのですがそんな気の利いたことはありません。基本的にはすべて自己申告となります。そのため守護霊の名前の確認方法についてはそれを自称されている霊能者に尋ねるしかありまん。

 このことは現実の世界に置き換えるならばかるのではないでしょうか。ある日見知らぬ人が訪ねてきたとしてその人が何らかの権威ある立場の肩書を持つと自己紹介をしたとしたらその人の言葉を言葉を信用するでしょうか。

 現実の世界であるならばその会社に問い合わせることやその会社に出向くことは可能でしょうが心霊の世界ではそれもできません。姿形にしても心霊の世界は想いの世界ですから自由自在です。

 最終的にはその心霊の語る話の内容でしか判断できないのです。つまり古物商の真贋の鑑定と同じです。その鑑定者に見抜く力がなければ簡単に騙され、その鑑定者に力があれば簡単に見破るのと同じで霊能者にどれだけのちからがあるかによって決まります。

3.仏の実在
 次に観音菩薩などの仏が実在するか否かの問題ですがそれは仏の定義次第でその答えも変わると言えるのではないかと思います。否定しようと考えるのであるならば経典に書かれていることが歴史上の事実ではないことを指摘すればそれでおしまいです。

 例えば観音菩薩などが登場する法華経や観無量寿経などの大乗仏教経典はすべて後世の弟子たちの創作であり、歴史上の事実が書かれているわけではありません。そのため如何に経典の中でその慈悲や力が強調されていても何の根拠もないと言えます。

 つまりウルトラマンや仮面ライダーがTVの中で如何に活躍したとしても現実にウルトラマンや仮面ライダーが存在するはずもないのと同じであると考えるのと一緒です。

 しかしこれを心霊の世界の観点から考えるならば話は少しことなります。ある心霊が観音菩薩の姿にて観音菩薩としての働きをするならば観音菩薩は存在すると言えることになります。ではそれらの心霊が勝手に観音菩薩を名乗っているのかと言えば必ずしもそうとは限らないのです。

 管理人が著書を書いたときに出版社の意向にて心霊の名前を尋ねたことがありましたがどの宗旨の心霊も決して名乗りませんでした。その理由として心霊が語ったことは「自分たちは仏の手足であり、自分たちの言葉はすべて仏の心を伝えているだけでしかない。手足に名前があるはずもなく、名前を尋ねられたとしても仏を名乗るだけである」でした。

 心霊が仏の手足であるとするならばその本体となる仏は存在するかとなると管理人には分からないとしか言えません。管理人の霊能力には限界がありますのであまりにも霊格が高い心霊となれば霊界通信を受けるどころかその姿を明確に霊視することもできません。

4.結論めいたもの
 管理人に分かることは善悪すらも超越した心境の心霊が存在することだけであり、その大きさは二十階か三十階のビル程の大きさはあるのではないかと推測はしましたがあまりにも大きすぎてわかりませんでした。

 ではそれが仏の本体であるかと問われても管理人が霊視できる限界の心霊であるとしか答えることができないのです。また管理人はその存在を証明する方法を知りません。疑うならば管理人が本当に体験したとしてもそれは管理人の幻覚であったかもしれないのです。
 そのため管理人は本当に観音菩薩が実在するのかと問われても曖昧な回答しか用意できないのです。

 次に菩薩の数について補足しておきます。有名なのは三十三観音ですが経典にはそれ以上の数の名前が登場するようです。さらに菩薩となると無数としか書きようがありません。それは適当に書いているのではなく、経典の中に書かれているからです。例えば無量寿経においては極楽浄土の菩薩の数は多すぎて数えることができないとされています。そのためどれだけの数の菩薩がいたとしても不思議ではないことになります。

 また仏も事情は同じです。阿弥陀経の中で数多くの仏が阿弥陀仏の功徳を褒め称えていることが書かれています。具体的な仏の名前が数多く登場するのですが(仏の名前が5仏が6回、合計30仏登場します)具体的な仏の名前の後に「かくのごとくきら恒河の砂数の諸仏ありて、おのおの、その国において」とあります。恒河とはガンジス川のことですからガンジス川の砂の数ほどの仏がおられることになっています。
 では実在の仏の数はとなりますがそれがわかるのであるならば東大寺に行って大仏様に代わって座ってます。

 とまあ、長々と書きましたが考えてみれば書き始めたのは昨日の朝だったような気が?・・・資料を確認する必要がと言い訳・・・何となく冷たい視線を感じる管理人。・・・と言うわけでなるべく皆さんの疑問にお答えしたいと考えてますとごまかす管理人でした。


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at 09:57, 星 良謙・子授け地蔵, 心霊現象と神秘体験

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虚構の世界

 唐突ではありまがスポンサーの広告が消えてしまった?このサイトはスポンサーにも嫌われるサイトになってしまったのだろうか?と昨日から考え込んでいる管理人です。さんざん霊能者のことを罵倒していからスポンサーから苦情が来たのではないか?そうするとまもなくこのサイトも閉鎖に追い込まれるのか?

 だったら書くなとの声!いや、その、色々諸般の事情からとうろたえる管理人。第一そんなことを心配するような繊細な神経の持ち主か?との疑惑の視線・・・ますますうろたえる管理人。
 しかしここでこんな泡沫ブログで何を書いたとしても問題になるはずもないと開き直る。オーラの泉を批判し、幸福の科学を批判しているのに嫌がらせの書き込みが一度ないのですから能天気に考える。何をいまさらと冷たい視線は感じながらも本題に入ります。

 前回は荒唐無稽な話ほど一般の人々に支持されることを書きましたが管理人は「人は信じたいことを信じる」と考えています。簡単に言えば人は自分に都合の良いことは簡単に信じても自分に都合の悪いことは信じようとしない傾向があります。

 当たり前と言えば当たり前のことではありますが残酷な現実よりも空虚ではあっても理想的な世界に安住することを求める人は多いです。占いの相談に訪れる人でも目の前の問題をどうしたならば解決できるかの解決策を求める人よりも見えざる神の手で自分の悩みが解決される奇跡を期待される方の方が多いのです。

 先程あるブログに開運商品のサイトの広告がありましたので面白半分でクリックしたところ某有名占い師の開運商品がありました。管理人にはどう考えても零が一つ多いとしか思えない高額な念誦や指輪などの商品が並んでいました。管理人からするならばこの価格の半額を払ってもらえるならばこの商品の数倍の効果を保障するのにと思うのですが・・・

 日頃の行いが悪いから誰も信用しない?との陰の声が・・・何となく都合が悪い雲行きなので話を戻しますと五万・十万で自分の運勢が好転する保障など何もないのにそれに期待してしまうのが人間の弱さなのでしょうがそこにはこの商品を購入することで運勢が好転すると信じたいとの気持ちがあると思われます。

 苦難のときに希望を見出すことは大切ではありますが根拠のない希望的な観測を積み重ねたとしても砂上の楼閣となります。しかし、多くの人は現実を直視することよりもその蜃気楼のような希望にすがろうとします。
 そして時としてその蜃気楼こそが現実であり、現実こそが蜃気楼であるかのような錯覚に陥る人も多いのです。そんな人たちには常に自分の描く世界の中にこそが現実であり、現実は否定されなければならないのです。

 現実を無視した空虚な理論をいくら積み重ねたとしても現実の問題を解決することなどできませんがその空虚な理論を用心深く積み重ねることで完璧な虚構の世界を創り出すことは不可能な話ではありません。
 そこで構築された虚構がより完璧であればあるほどその虚構を真実であると考える人は増えます。そしてそれを利用する人たちがその虚構を補強することでその虚構はより完璧となます。

 これは何も霊能者の語る心霊や前世の話だけでなく、多くの人が知らず知らずに陥っていることなのです。バブルの時代の土地神話や学歴神話などは多くの人が陥った空虚な理論ではないでしょうか。さらに遡るならば第二次世界大戦において欧米の軍隊は軟弱であり、日本軍は無敵であるとの思い込みなど歴史を振り返るならばいくらでもあるのです。

 空虚な理論にて構築された世界観であるとしても希望を見出せないがために苦悩しているには理想郷のように感じられることも多いのです。そして現実がどんなに悲惨な状態であるとしてもその理想郷の世界に安住することを求め続ける人は多いのです。

 それは麻薬と同じなのです。外部の人間からするならば破滅への道を突き進んでいるとしか思えないとしても本人は現実が破綻することよりもその世界観から抜け出すことを恐れます。それは外部の人間には不思議なことではありますが空虚な理論で構築された世界の住人にはその世界観が崩壊することは世界が崩壊するのと同じなのです。

 その一番顕著な例が新興宗教なのです。新興宗教の熱心な信者たちは教祖の創り上げた空虚な世界観を共有しているのです。その世界は一般の常識よりも教団の常識が優先する閉鎖的な社会となります。つまりより完璧な理論を創り上げようとするならば生活のすべてを組み込まなければならないのです。そのため熱心な信者ともなれば生活のすべてが教祖の考え方に支配されて抜け出すことができなくなってしまうのです。

 ではどうして現実を無視したような空虚な理論を妄信するのでしょうか。その最大の理由が現実を直視する苦痛からの逃避です。出口の見えない苦悩が続くならば空虚な理論であるとしても明るい未来を約束してくれる甘い誘惑に打ち勝つことは難しいのです。

 また自分の中の埋めることのできない心の隙間を埋めるために新興宗教にのめり込む人たちもいますがそれらの人たちも結局は現実を受け入れることができないがために虚構の世界に生きがいを求めているに過ぎないのです。
 しかしこのことを説明しますと長くなってしまいますので機会を改めて解説します。

 もしこの問題についての管理人の考えに興味をお持ちならば「霊界通信 法華経のこころ」をお読みください。天台宗の心霊からの霊界通信の記録ではありますがこの本のテーマは人を救うことの意味です。
 虚構の世界の中に安住することを求める人たちを救いたいと考えるならば一度その虚構を破壊して現実の世界にと戻さなければなりませんがその行為は虚構の世界の中に安住する人たちからするならば自分たちの世界を破壊する行為でしかありません。そのため激しく抵抗されることになるのです。

 人を助けたいと考えても相手から怨まれる。ではなぜ人から怨まれてまで人を助けなければならかいのか。なぜそこまでして人を助ける必要があるのかがこの本のテーマなのです。
 おい!何のかんのと書きながら最後は自分の本の宣伝か!との陰の声にいや、その、と何とか弁解しようと言い訳を探す管理人。そしらぬ顔をしている指導霊。とうとう指導霊にも見放されたかとの声にまた落ち込む管理人でした。


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at 11:36, 星 良謙・子授け地蔵, -

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霊能者の現実

 何だかやる気を失っている管理人です。WBCで騒ぎすぎた反動だろう!う〜ん、それを言われる肩身が狭い。しかしながら実のところまだWBCの余韻から抜け切れていないためかギャグすら何も思い浮かばない!
 これは重症だと騒ぐ周囲、能天気さすらなくなってしまったならば何が残るのか。溢れる教養とこぼれるばかりの知性・・・と自分で言ってみたもののすぐに沈黙する管理人
 閑話休題、あ〜また教養が溢れてしまった!やはりいつもの管理人だと安心する周囲、何か問題でも?と管理人は開き直る!

 さて本題に入る前に業務連絡です。以前にこのサイトを検索された方で浄土真宗における釈迦の位置づけを検索された方がいましたので機会があれば「霊界通信・脱新宗教」のサイトにて取り上げようかと考えたいたのですが「Books Esoterica9 釈迦の本 」の中にてそのことが解説されていましたのでそちらを参考にしてください。

 管理人がまだあちらこちらの霊能者や気功の先生やらを訪ねていた時期に幾つかの疑問を抱えていました。もし本当に神仏が存在しているのであるならば人間が苦悩しているのをなぜ放置しているのか?先祖からの因縁や業が存在しているとしてもそのことで子孫が苦悩しなければならない理由はなにか?

 また因縁や業が存在しているとしても宗教活動をすることでそれらを解消できるか?できるとするならばその理由はなぜか?神仏が慈悲の存在であるとするならばそのような宗教活動を苦悩する人々に求めるのであろうか?
 修行しなければ救われないとするならば朝から晩まで働き続けなければならない人々や日々の生活に追われ続けて心の休まる暇すらない人は神仏から見捨てられた存在になるのではないか?

 世の中の多くの人が誤解しているのですが霊感があることと心霊の問題に対処できることでは全く意味が違うのです。霊感があるとはある意味心霊からの影響を受けやすいだけのことであり、心霊からの悪影響を遮断することや迷っている心霊を成仏させることができるわけではありません。

 つまり当時の管理人は何か目に見えない世界の存在がそこに存在することはわかってもそれに対してどう対処すれば良いのかが全く分からなかったのです。そんな人間が霊的には最悪の環境の中で暮らしたならばどんな結果になるかは想像が付くと思います。返し切れぬ程の借金を背負いながらも働き続けなればならないのと同じ心境でした。

 管理人は自嘲気味にベトナム帰りだからと言っていた時期がありました。今ならばイラク帰りだからとでも言うべきなのでしょうか?つまり日々の実践の中で鍛えられたのです。管理人からするならば幽霊が見えたとか霊界スポットがどこかなどと騒いでいるのは子供の遊びの世界なのでしかなく、本当の心霊の世界は一つ間違うならば命を失う世界です。

 しかし同時に汚染物質と同じような見えない恐怖であるがために荒唐無稽な話が通用してしまう世界でもあります。それは玉石混合などと言う生易しい世界ではなく、贋物の山の中から本物を探さなければならない作業でした。

 ではどうしてそんなことになってしまうのか?それは霊能者の語る内容の多くが自分自身で創り出した幻想の世界の話だからです。その幻想がより完璧であればあるほど虚構の世界は多くの人を惹きつけ魅了します。それは虚構の世界の方が人々の期待に応えることもできれば人々の願望を実現させることができるからなのです。

 正義の味方が活躍するためには巨大な悪の組織が必要であり、その巨大な悪の組織を正義の味方が孤独な戦いをするのがヒーローものの定番ではないでしょうか。霊能者や新興宗教の教祖の語る話もそれらの話と大差はないのです。

 虚構の世界であるなばどんな妖怪や悪霊でも登場させることもできれば自分が偉大な神仏から人類救済の使命を受けた人間にでもなれるのです。何なら自分が過去の偉大な聖人の生まれ変わりにでもなれるのです。

 例えば故人ではありますが大本教の出口王仁三郎氏は釈迦が予言したとされている未来仏である弥勒を自称されています。また幸福の科学の大川隆法は釈迦の生まれ変わりを自称しているだけでなく、著書の中では前世としてギリシャのヘルメス・オリフェアリス(古代ギリシャにて信仰されていたオリフェウス教のこと?)だけでなく、古代インカ帝国やアトランティス大陸、それにムー大陸にも生まれいると書いています。(太陽の法・確認のためにわざわざブックオフで税込み105円で買いました。)

 これは何も宗教の世界に限れた話ではありません。管理人は架空戦記が好きなのですが架空戦記の世界にてベストセラーになっている作品の多くは荒唐無稽な作品です。時代背景や国力などを一切無視するならばどんな新兵器を登場させることもできれば日本軍の連戦連勝など簡単な話となります。

 そんな管理人からするならば荒唐無稽な話ほど売れ、時代背景や国力などに忠実であろうとする作品はあまり売れない傾向があります。つまり読者が期待するほどには日本軍が活躍しないから売れないのではないかと思います。

 これと同じように霊能者の語る前世の話や霊界スポット、悪霊との死闘なども荒唐無稽であればあるほど多くの人を魅了しますが管理人の抱き続けた疑問には答えることができないです。
 長くなってしまいましたのでこの続きは次回にします。何だか本題に入る前に終わってしまったような気がしないでもない管理人です。

最後に業務連絡を一件
サイドバーに掲載していた推薦図書は記事として掲載しましたので参考にされたい方は推薦図書のカテゴリーを開いてください。


 

at 00:26, 星 良謙・子授け地蔵, 心霊現象と神秘体験

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無門関

無門関
無門関

西村 恵信訳注


詳細な解説はありませんが現代語訳と注釈はついています。しかし禅問答を言葉で理解すべきものではなく、また何冊かの解説書も読みましたが読者を混乱させるだけの本しかありませんでした。

at 22:35, 星 良謙・子授け地蔵, 本の紹介

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選択本願念仏集

選択本願念仏集
選択本願念仏集

法然著 大橋 俊雄校注


現代語訳付きではありませんが注釈は付いていますのでそれほど難しくはありません。また文庫本で価格も手頃なことからお勧めの一冊です。

at 22:26, 星 良謙・子授け地蔵, 本の紹介

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「涅槃経」を読む

『涅槃経』を読む ブッダ臨終の説
『涅槃経』を読む ブッダ臨終の説

田上 太秀


仏性と霊魂の違いにつて解説された貴重な一冊、仏教の基礎知識の解説もある良書です。

at 22:18, 星 良謙・子授け地蔵, 本の紹介

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空の思想史

空の思想史―原始仏教から日本近代へ
空の思想史―原始仏教から日本近代へ

立川 武蔵


空の思想と言ってもその思想は時代と共に変化していますがその歴史を解説した良書です。

at 22:11, 星 良謙・子授け地蔵, 本の紹介

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龍樹

龍樹
龍樹

中村 元


「空」の思想を理論化した龍樹の思想の解説書です。「中論」の現代語訳も収録されています。

at 22:04, 星 良謙・子授け地蔵, 本の紹介

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仏教思想4 認識と超越<唯識>

認識と超越「唯識」―仏教の思想〈4〉
認識と超越「唯識」―仏教の思想〈4〉

服部 正明, 上山 春平


中観思想とともにインド大乗仏教の二大学派の一つとして仏教思想における最高の理論的な達成としされる唯識の思想を解説した良書です。

at 17:53, 星 良謙・子授け地蔵, 本の紹介

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