霊能力と衆生救済
1.霊能力と悟り
管理人は本来の霊能力とは悟りに付随して得られるものであり、逆に霊能力だけが先行して得られた場合には多くの悲劇しかもたらさぬと考えています。その意味からするならば管理人は自分の霊能力を長い間、封印し続けている間に悟りが追いついた珍しい例なのかもしれません。
だからこそ、管理人は霊能力の限界もよくわかっているつもりです。このサイトにて繰り返し書き続けていることは、霊能力と魔法とは異なることなのです。しかし、霊能力信仰に陥る人たちは、霊能力を過大評価し、霊能力さえあればすべての問題が解決できると考えてしまいます。
これとは逆に心霊現象を否定して宗教を哲学と同列に考える人たちは、現実の苦悩とは乖離した知的な遊びに終始しているのではないかと思えてしまうのです。
2.霊能力と教養
管理人は心霊世界を認めろなどと声高に叫ぶ気持ちなどなく、客観的な事実を冷静に受け入れてくださる方であるならば、相手が唯物論を説く方であろうが、心霊現象を否定される方であろうが、相手の意見を拝聴することにしています。事実、最近、リンクに加えさせていただいた「哲学的な何か、あと科学とか」のサイトの管理人は死後の世界を否定されています。
つまり意見さえ真っ当であるならば相手から学べることを学ぶへきであり、いたずらに論争を繰り広げることは無意味であると考えています。
では何故、管理人がこんなことを書くかと言えば、心霊現象に振り回されないためには広範囲な教養が必要なのです。一見するならば無関係とも思えるような科学の知識や経済の知識を身につけていなければ心霊に振り回されてしまうのです。
3.霊能力と衆生救済
管理人が心霊現象に苦悩していた時期の体験が大きいのではないかと思います。心霊現象に苦悩していた時期、何が原因かすらもわからず、どうすればよいのかもわからずに右往左往していました。
そして管理人と同じように様々な事情を抱えて苦悩している人たちも数多く見てきました。そんなときにいつも自分にもっと力があったならばと嘆いていました。自分の苦悩すら解決できないだけでなく、自分の目の前に苦悩している人がいるのに自分には何一つできない。そんなことに長く苦悩していました。
そのため、管理人は気功・ヒーリング・まじない・祈祷・先祖供養・滝行・お百度参りなど手当たり次第に実践してみました。しかし、最終的に本当に効果があったのは伝統的な信仰であり、本当に力のある心霊がいるのは名刹や古刹でした。つまり一番身近な信仰の中にこそ人生の苦悩を解消する智慧も方法もありました。
勿論、管理人も苦悩している当時に伝統的な仏教の教えを最初に学びました。しかし、当時はまったく理解できませんでした。今から考えるならば管理人が読んでいた本の著者も教えを誤解していたからではないかと思うのです。
管理人が参考図書として掲載している本は初心者向きの本はほとんどありません。どの本も頭の痛くなる内容の本が多いのではないかと思うのですが仏教や神道を理解するためには避けられないことなのです。簡単に理解できる内容であるならば出家して何十年も修行する必要などないのです。
しかし、このことが管理人が大きな矛盾を抱えてしまうことになっているのです。TBさせていただいた記事の方は深刻な問題を抱えておられることは確かではありますが、それでも本人が問題を解決される意志が強ければ、問題を解決することは不可能なことではありません。またそのためには何をすべきかをお教えすることはそれほど難しいことでもありません。
別に苦悩する方を批判する気持ちはありませんが、このような事態に陥っているにはそれだけの理由があるはずなのです。つまり心の問題が残ります。ところがこの心の問題が最大の障害なのです。霊的な問題を解決することだけであるならばそれほど難しい問題ではありません。管理人が限界を感じるのはこの心を指導することなのです。
本当に苦悩する人々を救うためには伝統的な宗教の教えを学ぶことが一番いい方法ではあるとは考えますが、管理人は出家者ではなく、仏教の知識や神道の知識にしても人を導けるだけの知識はありません。
管理人も一応は悟ってはいますが、その悟りの内容は宗教家としての悟りではありません。その悟りの内容は多分に個人主義的であり、哲学に近い悟りなのです。そのため人の苦悩を分析することはできるのですが、人を導くとなると頭を抱えてしまうのです。
4.霊能力の限界
管理人もかつてはTBさせていただいた方のような境遇の方を何とか助けてあげたいと考えて祈願をしたことは何度もありましたが、その方が本当に自分自身の心と向き合う気持ちを持たれなければすべては無駄なります。
真言宗の心霊は、舞台の主役は生きている人間であり、神仏は脇役であると言われました。どんなに神仏が加護したとしてもご本人が苦難困難から逃げしてしまったならば、神仏もまた舞台から去ることなります。
過去に土壇場にて逃げ出した方は何人もいます。それらの方は最後の決断ができずに最悪の選択をされました。そしてそんな決断をされた方はすべてこちらの善意にて報酬も受けとることもなく祈願した方たちでした。
神仏に祈願することは簡単ですが、本当にその方が心のきれいな方であるならば、管理人が祈願しなくとも神仏は既に動かれいるはずです。(どんな心霊が動かれているかは大体は推察できますが、心霊の意向にて伏せておきますが、少しばかり手荒な心霊と思われます)
ブログでの記事としてはこれ以上のことは書けませんので、お問い合わせなどがありましたら、メールにてお願いします。
尚、一般論としての開運の方法は近日中に電子出版したいと考えております。
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