転落した行者の霊(6)星
いつも投稿を継続したいとは思っているのですが・・・・
このところ、中断が多くなっております。ウーム (; _ _ )/
長くブログを続けてきたこともあり、どうしても取り上げる内容が重たくなってしまう傾向があることが原因でしょうか?
困ったことに霊障の話はどうしても深刻な話になりがちです。別に妄想を書く気もなければ、読者を脅かす気持ちもありませんが、詳しく書きますと、どうしても読者を脅かすような内容になってしまいます。
これは病気の話と一緒ではないかと思います。病気について知ることは、病気の早期発見になりますし、自分の体調不良の原因を知る事にもなりますが、病気の話ばかり聞かされていたら気が重くなるのが普通ではないかと思います。病気の話は楽しい話ではありませんが、知っておいて損はないように霊障の話も知っておいて損はない話ではないかと思います。
さて、今回は前回に続き、転落した行者の霊の話を取り上げます。前回、行者の霊の障りの解消は心理戦と書きましたが、転落した行者に限らず、障りを起こしている厄介な不成仏霊の対処において一番大切なことは何かと言えば、障りを起こしている不成仏霊を刺激しないことではないかと思います。勿論、祈願祈祷を受けるならば、障りを起こしている不成仏霊を刺激することになるのは当然ですが、極力無用な刺激は避けることにしています。
管理人は、霊能者の方のように除霊や浄霊と言ったことは行っておりませんし、僧侶や神職でもありませんので、在家のお勤め以上のことは行っていません。供養や祈願については、一般の在家の者が行う範囲でしかありません。また、霊障のご相談や霊障鑑定においてご紹介している方法も神社仏閣のご紹介や一般の方が出来る内容が中心です。
それでも厄介な転落した行者の障りを解消できる理由の一つが、今回取り上げる心理戦を中心に対策をしているからであると言えます。これが一般的な霊能者ならば、修業して培った霊能力で除霊や浄霊をされるのでしょうが、そのような力技が必要な場合には、神社仏閣での祈願祈祷をお勧めしています。その方が安全であるだけでなく、確実であると考えています。
しかし、力技だけで問題が解消するならば良いのですが、古い時代の行者や陰陽師、巫女などは、非常に強い力を持っている場合が少なくありません。また、念の強さや頑なさにおいては、武将も侮れません。特に骨肉の争いがあった場合には、死後数百年も怨み続け、障りを起こし続けている場合も珍しくありません。
このような不成仏霊は、自分の力を誇示して生きている人間を支配することが目的であったり、生前の怨みを晴らすための復讐が目的であったりしますので、供養を求めていないだけでなく、供養をされることを嫌がり、神仏の働きかけに反発することが大半です。また、依頼者の心の闇に潜むことから霊能力を持つ方でも容易には発見することが難しい厄介な相手となります。
このような厄介な不成仏霊を相手にする際に心掛けていることは、不成仏霊を出来る限り刺激しない事です。不成仏霊からするならば、管理人は行者でもなければ、僧侶や神職でもなく、霊能者ですらありません。一介の占い師であり、生前に厳しい修業を積んだ行者からするならば、素人同然です。そのため、不成仏霊から警戒心されにくいと言えます。
これは生きている人間でも同じてはないかと思います。傲慢な人間は相手が素人となれば、油断します。その油断から隙が生まれることから失敗や間違いが生まれます。そのため、相手を警戒させなければ、相手の考えていることや目的などを探ることが容易となりますが、相手が警戒するならば警戒心を強めて不用意な言動をしないように注意します。
転落した行者の霊の対策において最初に調べるのが、相手の正体であり、行者なのか、陰陽師なのか、巫女なのか、武士なのか、怨みを抱いているのか、目的は何か、生前にどのような修業をしていたかなどを調べますが、手強い相手は容易に探らせません。そのため、不成仏霊を出来る限り、刺激しないことが大切なこととなります。
また、相手を刺激しないとは、相手を挑発しないことでもあます。勝負ごとにおいては相手を無用に挑発しないことも大切なことです。相手を挑発して失敗した事例して有名な話として 1989年の日本シリーズにおける近鉄の失敗があります。
1989年の日本シリーズは近鉄が3連勝しましたが、第3戦で勝利投手となった近鉄の加藤哲郎投手が「巨人はロッテより弱い」言ったために巨人ナインが激怒して奮起した巨人が4連勝したとされています。しかし、加藤投手が記者に語った本当のコメントは「シーズン中の方が大変だった。打たれる気はしなかった」というものであり、見出しになった言葉は、「巨人はロッテより弱いんとちゃうの?」という記者の質問に、「投手で勝ってきたチームだけど、打線はアカンね」と答えただけあり、新聞記者が脚色したようです。
この話は有名な話ですので、検索されれば、詳細な話は直ぐに見つかると思いますが、結果として意気消沈していた巨人の選手の闘争心に火をつけてしまったのが近鉄の敗因であったとも言えます。これは転落した行者に対しても言えることであり、相手が意気消沈したいたり、相手が油断しているならば、可能な限り刺激しないことを心掛けるようにしています。
勿論、相手との駆け引きがあることから不成仏霊の力が強いだけでなく、陰湿な性格の場合には、警戒心が強く、容易には正体を見抜けない場合も少なくありませんが、その場合には相談者に起きている障りや過去の不思議な体験などをお聞きしながら色々な可能性について鑑定します。
いずれにしても最初は相手の正体を見抜くことから始めます。相手の正体を見抜くことが出来たならば、対策を考えることが出来ますが、この相手の正体を見抜くことが一番厄介です。
星
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at 11:02, 星 良謙・子授け地蔵, 霊障
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