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亡き母を偲んで(星)

今月、母が極楽浄土に旅立ちました。入院してから僅か2日後の深夜の事でした。享年92歳であり、大往生と言える年齢ではありますが、あまりにも突然のことでした。眠っているような穏やかな顔を見てていると眠っているような錯覚に何度も陥り、どこかで母の死を受け入れたくない気持ちがありました。しかし、書類の手続きや銀行口座の解約などの手続きは残っていますが、徐々に普段の生活なに戻りつつあると言ったところです。

 

1年程前に緊急入院した際に生死をさまよいながら神仏のご加護もあり、幸いにも一命を取り留めたことや、今年の8月に再度の入院したものの無事に退院させて頂いたことなどを考えますと、神仏に1年間の寿命を延ばして頂いたと考えるべきなのでしょうが、もう少し何かできたのではないとの気持ちが残ります。唯一の慰めは、他界する前日までは意識がはっきりしていたことと苦しむこともなく、他界したことでしょうか。

 

振り返って考えますと、管理人が霊障の問題について考えるようになったのは、母の影響が大きかったと言えます。母は強度の霊媒体質であり、不成仏霊に翻弄され続けた人生でした。現実の問題として考えるならば、嫁姑の確執だけでなく、兄嫁、小姑との確執、父との確執、その他にも色々な問題があり、四面楚歌の人生であったと思います。そんな人生であったことから母は幾つもの拝み屋や新興宗教を頼りました。

 

私は、そんな母の行動を責める気持ちはありませんが、そのことが母の人生に暗い影を落としました。拝み屋や新興宗教を頼ったことで不成仏霊に憑依され、状況は更に悪化しました。状況が好転しないことから別の拝み屋や新興宗教を頼り、更に状況を悪化させることの繰り返しでした。そして管理人が働き始めた頃には、家の中はいつも重い空気と閉塞感が漂っていました。それが何かいつも分かりませんでしたが、いつしか霊障を疑うようになりました。

 

しかし、それが霊障であると分かっても何をすれば霊障が解消するのか分かるはずもありませんでした。それは地図もない森林をさ迷い歩くようなものであり、試行錯誤の連続でした。そんな試行錯誤の連続の日々が続けいてる間にも母の霊障は深刻化するばかりであり、母の苦悩はより深刻化しました。そんな母の霊障を多少なりとも解消することができるようになるまでには、20年以上の歳月が必要でした。

 

もっと早く霊障を解消することができていたならば、母の人生も大きく変わっていたのではないかと思いますが、20年も霊障の解決策を模索し続けることができたのは、母の存在が大きかったのではないかと思います。霊障の解決策を求めて何人もの霊能者や気功師などにも会いましたが、自分の能力を過信している方が大半でした。最初の頃は、何も分からぬままに修業の真似事をしたりもしていましたが、やがて疑問を抱くようになり、霊能者や気功師、陰陽師などを名乗る方とは、距離を置くようになりました。

 

私は、生まれつき多少の霊能力はありますが、日常生活では霊能力を意識することはなく、また霊視も得意ではないことから自分が霊能者であるとの自覚はほとんどありません。また、霊能者として活動する気持ちもありませんが、過去には霊能者として活動されている方から弟子入りを勧められたことは何度かありました。私が霊能者になろうと考えなかった理由を考えますと、母の苦悩を見続けたことが大きいと思います。それは難病患者の苦悩を見続ける医者と同じような立場なのかもしれません。最善を尽くしていても病状が改善しないことに自分の無力さを感じることしかできない日々ではありましたが、それがあったから転落しなかったのではないかと思います。

 

世の中には、すべての霊障を簡単に解消できると豪語されている霊能者は少なくないようですが、私の知る限りでは、すべての霊障の原因を見抜くことができる霊能者は皆無であり、すべての霊障を解消できる霊能者も皆無でした。それは他界した母も同じであったのかもしれません。難病患者が医者を転々とするのと同じ様に母も霊能者や新興宗教を転々としました。そして私も母と同じように悩み、母と同じように霊能者や気功師などを頼りましたが、母の失敗を見ていましたので、霊能者の限界に早い段階に気付くことができました。

 

私が心霊世界に関心を持ち、霊障の問題に取り組み始めてから40年近くの歳月が流れましたが、今でも分かっていることよりも分からないことの方が多い状態です。それは現代医学でも治療困難な病気があるのと同じかもしれませんが、医者が病気で苦しむ患者を助けたいと思うのと同じように、霊障に苦しむ人をなくしたいと思っています。


 

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at 07:05, 星 良謙・子授け地蔵, 管理人のひとりごと

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