葬儀の費用(星)
母が他界してから何かと雑用に追われています。
先日、やっと三十五日の法要が終わりました。本来ならば、四十九日の法要なのですが、管理人の住む地域では、三十五日で法要をされる方が多いようです。母も父が他界した際も四十九日ではなく、三十五日に法要を行ったこともあり、兄と相談した結果、三十五日で法要を行うことにしました。事務手続きも大体終わりましたが、入居していた施設の支払いなど手続きが残っています。
母の葬儀で痛感したことに葬儀費用の問題があります。何分にも母の死を予期していなかったことから何処の斎場で葬儀を行うかを決めなければなりませんでした。父が他界した際には、積立をしていた葬儀会社以外には、葬儀場がなかったことから積立をしていた葬儀会社に決めましたが、最近は葬儀場が増えましたので見積もりを取ることにしました。
そこで積立をしていた葬儀会社と別の葬儀会社に電話して見積もりを聞くましたが、母が積立を行っていた葬儀会社と積み立てをしていない葬儀会社の見積もりが同一でした。兄が積立をしていることを話したのですが、積立金とは別に必要な費用が積立をしていない葬儀会社と同一でしたので、兄と相談して同じ費用ならば、親類が集まるのに都合が良い立地の葬儀場を選び、積立金は解約することにしました。
家族葬にする予定でしたので、家族葬を前提に見積もりをとりましたところ、70万円〜80万円との話でが、葬儀会社への支払いは最終的に120万円ほどになりました。この他に菩提寺のお布施が25万円、それに35日の法要のお布施が3万円と合計しますと150万円近くの支払いとなりました。勿論、参列して頂いた方々からの香典や葬儀費用の補助金などの収入、母の口座の預貯金などもありましたが、いずれにしても高額な出費です。また、母は院号をつけませんでしたが、菩提寺のご住職のお話では、院号をつけますと本山への納付金が10万円必要とのことでした。正直な感想としては、どうしてこんなにもかかるのかと思えてしまいます。
葬儀費用に関しては、同じ葬儀会社でも地域によって葬儀費用が異なるだけでなく、仮通夜で遺体安置の場所を借りるかどうか、湯湯灌の有無、ドライアイスの数、お通夜や初七日などの接待の飲食費用、火葬場の送迎費用など参列者の人数によっても異なりますので、一概に比較することはできませんが、東京だともっと高額になるとの話も聞きます。そのため、母の葬儀費用が相場よりも高かったのか安かったのかは、管理人にも良く分かりません。
最近は葬儀を行うことなく、火葬する直送をされる方も増えていると聞きますが、高額な葬儀費用を考えますと、火葬場への直送が増えるのも仕方がないのだろうかと思います。幾ら本人が葬儀は不要であると言い残していたとしても残された家族としては、質素ではあっても葬儀を行いたと思うのが人情ではありますが、毎月の生活費を確保するのが精一杯の状態では、無理もないかと考えさせられました。
この数年で管理人の数人の知り合いが他界されました。いずれも50代後半から60代前半と平均寿命から考えても早すぎると言える年齢と思えてしまいます。いずれも病死ではありましたが、自分も万一の時のことを考えて葬儀費用をあらかじめ調べておくべきではないかと考えるようになりました。若い方ならば、自分の葬儀について考える機会は非常に少ないと思いますが、管理人の場合には自分の葬儀のことを考えておかなければならない年齢なのかもしれません。これは良い悪いと言うよりも残された親族への配慮と言うべき問題かと思います。
遺言を書き残される方もいらっしゃるようですが、管理人の場合には遺言を書き残さなければならない程の財産もありません。唯一言い残すとするならば、占いの本の中に希少価値から値上がりしている本が何冊かあるから資源ごみに出すなと言い残す程度でしょうか。
また、千葉のお寺のご住職とお話をさせて頂いていましたところ、最近は核家族化が進み、身寄りのない老人が増え、供養されることのない遺骨が増えているとの話されていました。そこで知り合いのお寺のご住職は、供養されることのない遺骨を引き取りと納骨を始められたと話されていました。永代供養や永代供養の宣伝はよくも見かけますが、高ければ数十万円のお布施がお布施が必要なお寺が多いようです。しかし、最近は、永代供養や納骨に力を入れているお寺も多いことからネットで検索され、事前に調べておくことをお勧めします。
知り合いのご住職のお寺もお布施は必要となりますが、お値打ちにして頂けるようです。詳しくはお寺にお問い合わせ下さい。
真宗浄興派 歓喜山 浄光寺 こちらから
星
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at 10:27, 星 良謙・子授け地蔵, 管理人のひとりごと
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