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霊界通信の検証4(星)

アトランティス大陸の話に関しては、あまりにも有名なことから詳しい解説をする必要はないかと思いますが、ギリシャの哲学者プラトン(前428?〜前348?)が著書「ティマイオス」と「クリティアス」でアトランティス大陸に言及していることから始まります。記述の内容は、大陸と呼べるほどの大きさを持った島であり、そこに繁栄した王国が強大な軍事力を背景に世界の覇権を握ろうとしたものの、ゼウスの怒りに触れて海中に沈められたとされています。しかし、優れた科学技術を持つ超古代文明の記述はなく、アトランティス大陸は、ギリシャの哲学者プラトンが考える理想国家であったと思われます。

 

この辺の話は、「アトランティス大陸の謎 (講談社現代新書 328)  金子 史朗著」がお勧めです。1973年の初版と古い本であり、既に絶版となっていますが、様々な角度からアトランティス大陸について考察されています。

 

さて、アトランティス大陸の話は、プラトンの創作した話であると思われますが、19世紀に入ると少し状況が変わります。

 

 中世の学者たちの多くは、事実として認めた。中世の著書には、アトランティスについてのべた箇所がたくさんある。しかし、プラトンの残した物語以上に重要なことを付け加えられていない。ルネッサンスのころにこの神話をめぐっていろんな推測が出されたが、十九世紀にはいると、この問題だけを扱った著作がいくつか出版されるようになった。けれどもプラトンの伝説に、首尾一貫(しゅびいっかん)した、学問的な、一見科学的な支持を与えることに成功したのは、ドネリー※の本が最初である。

 

奇妙な論理供M・ガードナー著 市場 泰男訳 P112

 

ドネリー イグナシアス・ドネリー(Donnelly) (イグナティウス・L・ドネリー)

元アメリカ合衆国 下院議員 1831年〜1901年

 

 ドネリーの本が出たあと、信じられないほど多くの同様な本が現れたが、論旨(ろんし)の巧妙さと雄弁さでドネリーをしのぐものはまだ一つもない。二〇世紀にはいってからあらゆる国語で発表されたアトランティス関係の出版物をすべて集めたら、控えめにみつもっても数千にのぼるであろう。もちろんその大部分は、奇人によるピントの外れた作品で、文学としてさえ推奨する価値はない。もっともカラフルなものは、唯物論者には近づけない秘密の情報源を利用できる、さまざまなタイプのオカルティスたちの著作だ。神知学、バラ十字会、人知学などの会派に属してアトランティスについて書く人々は、会員たちがもつている知識を利用する。その知識は代々の会員を通じて時代から時代へ伝えられてきたものだ。多くの場合著者たちは、アトランティスに関する事柄を、千里眼的能力をもって直接に洞察する。少数の本――たとえば、ジョセフ・B・レスリーLesleの八〇七ページの『沈んだアトランティスが復原された』(ニューヨークのロチェスター社から一九一一年に出版)――は、この世を去ったアトランティス人たちの魂から、霊媒の仲介によって情報を得て書かれたものである。著者は当然、古代アトランティス人の暮らしの詳細について、広い深い知識を手に入れられる立場にある。かれらの本は、疑似科学とよばれるものからかなり外れているものの、その多くは一言ふれたくなるくらいおもしろい。

 

奇妙な論理供M・ガードナー著 市場 泰男訳 P113-114

 

 

この本の中では、「実は、ドネリーの本はプラトンがはじめて記録したアトランティスの古代ギリシャ神話を、近代風に手ぎわよく弁護しただけのものだ。P111」と書かれていますが、いずれにしてもドネリーの本が出版された後に数多くの本が出版されたようです。そして多くの方がアトランティスに抱く超古代文明のイメージを作り上げたのは、神智学などに属する人々であるようです。勿論、それが真実の姿であるならば、何も問題はないのですが、科学的にはアトランティス大陸の存在は完全に否定されているようです。

 

こんなことばかり書いていますと、皆さんの夢を打ち砕くことになるかとは思いますが、「超古代史の真相 C・カズー/S・スコットJr著 志水一夫訳」には、アトランティス大陸が存在していないと結論付ける理由がP240-249に書かれています。その理由のすべてをご紹介することはできませんが、一部をご紹介します。

 

●地質学上の証拠

 

 地質学は、過去に一つの大陸全体が、息を飲むような速さで、より稠密(ちょみつ)な岩の基層の中に押し込まれたという証拠を、何一つとして見出していない。しかもそれは、物理の自然法則に露骨に違反することになるだろう。ちょうどこれは、固いキャラメルのような稠密で硬い物質の中にパイ投げのパイを押し込むこと、ないしはパイ投げのパイでキャラメルをへこませるというのと同じである。(1) 

 

 大西洋にあった大陸が一万二〇〇〇年前に破局的に沈没したとすると、地質学者たちが求める証拠とは、どんなものだろう。そのような重大な出来事は、世界の海岸線にいくつかの大いなる影響を与えただろう。なぜなら、大陸が突然沈没すれば、遠方の岸辺にまですさまじい衝突するいくつかの巨大な波を引きおこしたり、世界中の海面を事実上一夜にして上昇させるだろうからである。これは、水に満たされた浴槽に大きな物体をつっこむのに似ているだろう。世界中の海岸線は、地質学者たちによって徹底的に研究されているが、そのように突然で破局的な変化があったことを示すものは、何一つ残っていない。大陸塊(たいりくかい)は花崗岩(かこうがん)でできているので、洪水で大陸が沈んだとしたら、大西洋の中心の海底の堆積層(たいせきそう)の下は花崗岩であるはずだが、実際はそうではない。そこにあるのは主として玄武岩と呼ばれると呼ばれる、うすい火山岩である。(2)

 

●考古学上の証拠

 

 もし、アトランティスが存在し、他の国々、とりわけ地中海地域内の国々と広範な交易に従事していたとするならば、商品がアトランティスと他の国々のあいだで取り交わされていたことだろう。そうすると、アトランティス本国はあとかたもなく消えたとしても、具体的な何か、その上に「メインド・イン・アトランティス」とあるのに等しい何か――土器類とか大理石の彫刻、明らかにどことも似ていない特殊な言語の銘文(めいぶん)※1とか指輪、あるいはその他の装飾品の物品――が、交易のあった他の諸文明に、分散されて残っているはずである。そう考えた考古学者は、アテーナイなどのギリシャ各地の遺跡で、アトランティスの痕跡を探し求めたが無駄だった。バビロニアやシュメールやエジプトの文明の原型になったいかなる文化も見つからなかった。いずれの文明も、連続的・系統的かつ独特な発達を示しており、アトランティスに帰(き)される※2可能性のある、未知の、もしくは、"外来の"いかなる文化の影響も見られない。さらに、考古学者によって世に出されたブラトーンの時代やそれ以前の文書のなかで、ただ一つも、アトランティスややそのかわりとなりうるものについて言及しているものはない。最後に、考古学者たちは、アトランティスの頂上だとされている所――アゾレス諸島、マデイラ諸島、カナリア諸島を発掘したが、証拠となるようなものを何一つ発見できなかった。

 要するに、アトランティスの発見が賞賛をもたらすのが明らかなのにもかかわらず、考古学者も地質学者も、プラトーンの物語を証拠だてることができないでいるのである。(3) 

 

超古代史の真相 C・カズー/S・スコットJr著 志水一夫訳 (1)P242 (2)P242 (3)P248-249

 

※1 銘文 めいぶん
器物に刻したり,書いた文字。器物製作の由来や祈願・頌徳の文,製作者や製作年などが記されることが多い。また金属器に刻したものを金文,石に刻したものを石刻または石刻文,両者をまとめて金石文ともいい,銘文といえば金石文を指すように考えられがちである。

 

帰する
〆埜紊砲呂修Δ覆襦7覯未箸靴討修Δ覆襦⊇召Α5依(きえ)する。 罪・責任などをある人に負わせる。

 

この本は、昭和62年に出版された古い本ではありますが、似非科学の批判書にありがちなオカルトを頭から否定する内容ではなく、冷静な視点から解説していますので、良書であると思います。訳者の志水一夫氏の著作は何冊か読みましたが、科学至上主義的な傾向があり、疑問を感じることは何度もありましたが、この本の著者のようにオカルトを頭から否定することなく、丁寧な解説がされている本は少ないのが残念です。

 

いずれにしてもアトランティス大陸が実在した可能性が限りなく低いのであるならば、アトランティスでの記憶を持つと語る霊能者や霊媒の言う話の信憑性は限りなく低いことになります。また、地質学的にも考古学的にもアトランティス大陸の痕跡が見つからないのと同じ理由でレムリア大陸とムー大陸が実在した可能性も低くなります。そのため、レムリア大陸とムー大陸の記憶を持つと語る霊能者や霊媒の言う話の信憑性も限りなく低いことになります。

 

しかし、世の中には、アトランティスやムーの時代の記憶を持つと言う霊能者や新興宗教の教祖が少なくありません。それらの方々が語る内容は、本人の妄想なのか、低級霊の惑わしなのか、それとも意図的に人々を惑わそうとしているのかは分かりませんが、少なくともアトランティス大陸やムー大陸が存在していたと言う霊能者や新興宗教の教祖の言葉は疑った方が良いと思います。

 

アトランティスやムーの時代の記憶を持つと言う霊能者や新興宗教の教祖、或いはアトランティスやムーの時代を生きた心霊が当時の様子を聞いたと語る霊能者や新興宗教の教祖が語る内容が荒唐無稽な内容であるとするならば、それらの人々が語る内容はすべて本人の妄想である可能性か、低級の惑わしではないかと思われます。個人的には、その両方の可能性を併せ持つ可能性も否定できないと思います。

 

妄想の可能性について考えますと、世の中には妄想癖のある方は多いようです。個人的には、妄想する時間を持つことはほとんどありませんので、テレビのトーク番組の中で妄想の話で出演者が盛り上がっていたのを見た時には少し驚かされました。妄想の中で好きな俳優との恋愛をしたり、一流のスポーツ選手となり活躍したりと、その詳細な妄想の内容に感心していましたが、同じ様に霊能者や新興宗教の教祖などがアトランティスやムーの時代の生活を妄想する可能性があります。

 

また、現実の感覚が希薄であり、妄想と現実の境界線が曖昧な方がいることは否定できません。これが極端になれば、精神科医のお世話になる必要がありますが、日常生活に影響が少なければ、少し変わった人であるとは思われることはあっても社会人として普通に生活されている方も少なくありません。逆に豊かな感性の持ち主であることも少なくなく、感情移入がしやすい分だけ、俳優などの職業に向いているとも言えます。

 

更に知識の共有の問題があります。スピリチュアルリズムなどの運動に参加されるならば、先人の残したアトランティスやムーの知識を共有することになります。知識と言ってもその内容について検証されることのない知識ではありますが、本人が真実であると信じ込むならば、それらの知識を更に妄想を膨らませることになります。そして更に詳細に語られた妄想が更なる妄想へと受け継がれ、いつしかアトランティス大陸やムー大陸が存在していただけでなく、現代科学を凌駕する高い文明を誇っていたとの話になるのではないかと思います。

 

もう一つの可能性として低級霊の惑わしの可能性があります。これまでの経験から死後の世界と言っても現世の延長線上であると考えますが、現世と異なり、物質が存在しない分だけ心の比重が高くなります。そのため、本人の思い込みや妄想が本人にとっては現実となる傾向が強くなります。現実の社会ならば、本人が自分には素晴らしい音楽の才能があると考えても、誰からも相手にされなければ、いつかは自分には音楽の才能がないことを知ることになります。勿論、そんな現実を受け入れることができず、現実逃避を繰り返し、自分の才能が認められないのは、音楽家が自分の才能を嫉妬しているからだとか、自分の才能を見抜けない音楽関係者が悪いとか、単に運がないだけだとか、様々な理由を並べて自分には才能がないと認めることができない人は数多くいます。

 

しかし、これが死後の世界となりますと、意識が全ての世界となりますので、神仏からの働き掛けなどの他者からの働き掛けがない限りは、妄想が妄想であると気付く可能性は低くなります。更に霊界通信を受け取る側の人に妄想癖がありますと、この傾向に拍車がかかり、妄想を共有することなるのではないかと考えられます。これは生きている人間でも同じであり、トランティス大陸やムー大陸が存在したことに何の疑いも持たない人が集まれば、その集団の中では妄想が真実として語られるのと同じではないでしょうか。

 

人間の記憶とは曖昧であると言われています。間違った記憶を持つことは多いようです。本人ははっきり記憶していて間違いがないと信じていても、映像などの記録を確認するとまったく違っていたことは珍しくないとのことです。以前に読んだ殿では、人間の脳は都合よく記憶を作り変えてしまうとありました。また、アメリカでは後退催眠で誤った記憶を持ったとカウンセラーを訴える裁判があると本で読みましたが、後退催眠の際にカウンセラーの誘導の仕方で現実には存在しなかった記憶を作り出すことがあるようです。これと同じで心霊も実際には記憶を作り出している可能性があります。

 

人間の記憶とは、実に曖昧であり、事実関係を確認しなければ、本当のことは分かりません。何処かの国のお婆さんが旧日本軍に強制的に連行されたとの証言の中で「ジープ」の乗せられたとか、日本軍兵士が「ズボンのジッパー」を下してとか言った証言がありました。しかし、当時の日本軍には、「ジープ」はなく、軍服はボタンでした。どうもこの方は、朝鮮戦争のアメリカ軍と旧日本軍を間違えているとしか思えません。これと同じように心霊が詳細に話をしたとしても鵜呑みにすること危険だと思います。

 

 

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at 08:26, 星 良謙・子授け地蔵, 霊感・霊能力について

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霊界通信の検証3(星)

このところ、似非科学の批判書を読み返しています。随分前に読んだ本ばかりですので、内容を忘れてしまった本が多いのですが、読み返してみますと、神智学関係の話が頻繁に登場していました。今回は、その中から超古代文明の話をご紹介したいと思います。海に沈んだ幻の大陸と言えば、アトランティス大陸とムー大陸ですが、今回はレムリア大陸を取り上げます。アトランティス大陸とムー大陸に比べますと知名度は低いと思いますが、海に沈んだ幻の大陸とされています。

 

神智学でもレムリア大陸は取り上げられていることから少しご紹介します。

 

 神知学会の人達はいつもアトランティスを確実なものと認めてきたし、さらにこの神話にもう一つ、レムリアの神話をつけ加えた。レムリアLemuriaという名のもとは十九世紀の動物学者〔イギリスのP・L・スクレーターSciater(一八二九 ― 一九一三)〕が提案したもので、彼はこの大陸がインド洋上に存在したに違いがない、そう仮定すれば「レムール」lemur(キツネザル)の地理的分布(マダガスタル島特産だが、インド・マレー区にもいる)が説明されるだろうと考えた。神知学会の高位の尼僧(にそう)、マダム・ブラヴァツキーはこの名前を採用し、この島で栄えたと彼女が信じている「第三の根源(ルート)人種」についてかなり詳しく書いている。

 

奇妙な論理供M・ガードナー著 市場泰男訳 P116

 

元々は、十九世紀の後半にイギリスの動物学者が提唱した学説であったようですが、神智学の人々はその大陸で栄えた人々について詳しく語っているようです。本当は、「レムリア大陸の謎 (1979年) (講談社現代新書) 」を参考にしたかったのですが、本の所在が分からないことから断念しました。本が多過ぎて時々本が行方不明になります。(- .-)ヾ ポリポリ

 

それでもレムリア大陸が実在していれば、荒唐無稽な話とは言えないのかもしれませんが、どうも怪しいようです。

 

 

 その後、ヨーロッパ、北米、南米でもレムールの化石が発見されたことにより、スクレーターの主張は根拠を失った。実際にはレムールの仲間は世界のかなり広い範囲に分布していたのだが、その大半は絶滅してしまったのだ。

 さらに、地質学の進歩が大陸移動説を立証したことにより、レムリア説は完全に時代遅れになった。インド、アフリカ、南極、オーストラリア、南米は、約一億年前には合体しており、巨大なゴンドワナ大陸を形成していたことが判明したのだ。インド亜大陸は現在はユーラシア大陸の一部だが、当時はアフリカの東海岸にくっついていた。だから地層や化石が似ているのは当たり前だったのだ。

 

トンデモ超常現象99の真相 P158

 

次回は、アトランティス大陸の話を取り上げようかと考えていますので、海に沈んだ幻の大陸が実在しなかった根拠に関しては、次回にでもご紹介させて頂こうかと思いますが、レムリア大陸の実在は学術的に否定されています。しかし、神知学会の高位の尼僧(にそう)、マダム・ブラヴァツキーは、存在しなかったレムリア大陸について詳しく書き残しているようです。

 

 ブラヴァツキーによれば、地球上にこれまで五つの根源人間が出現した。これからさらに二つが現れるだろう。各根源人種は七つの「サブ人種」をもち、各サブ人種は七つの「分枝(ブランチ)人種」をもつ(七は神知学では神秘的な数だ)。第一の根源人種は、北極に近いどこかに住んでいて、「火のもや」の人々――大気のように霊妙で目に見えない――の種族だった。第二の根源人種は北アジアに住み、目に見えるか見えないかの境目にある、星気(アストル)のからだをもっていた。この人たちははじめは一種の分裂によって繁殖したが、その後、各個体の中に両性が結合している。(雌雄同体〔しゆうどうたい〕)段階をへて、ついに有性生殖へと進化した。第三の根源人種はレムリアに住んでいた。これは物質でできたからだをもつ類人猿に似た巨人で、ゆっくりと発達して現代人に似た形になった。レムリアは大変動におそわれて海中に沈んだが、その前に一つのサブ人種がアトランティスに移住しており、これからは第四の根源人種がはじまった。

 

奇妙な論理供M・ガードナー著 市場泰男訳 P116-117

 

この話は、まだまだ続きますが、レムリア大陸の実在は学術的に否定されていますので、これ以上引用しても意味はないかと思います。しかし、話はこれで終わりません。この話は、後にオカルティストに受け継がれました。

 

 後のオカルティストたちは、ブラヴァツキー、ベサント、その他の初期の神知学の指導者たちの先導的な仕事を受け入れ、いっそう詳しく拡大して非常に魅力ある理論に仕立てた。神知学者W・スコット・エリオットScott-Eliottの著書『アトランティスの物語』(一九一四)は、アトランティスの島の上で次々とあとをひきついだ七つのサブ人種を最も豊かに集めている。最初のサブ人種はもとはレムリアからきたもので、名をルモアハルRmoahalsといった。背の高さは一〇フィートから一二フィート※1もあり、皮膚は黒褐色だった。

 

奇妙な論理供M・ガードナー著 市場泰男訳 P117-118

※1 10フィート 3.05m 12フィート 3.66m

 

この本の中では、この話はまだまだ続くのですが、割愛させて頂きました。しかし、この話は更に人知学へと受け継がれます。

 

 人知学(神知学とは反対に人間を認識の中心におく精神運動)は第一次大戦後のドイツでも急速に成長した教団だが、その創設者のルドルフ・シュタイナー(一八六一 ― 一九二五、オーストリアの社会哲学者、独自の教育システムでも有名)はスコット・エリオットの記述をすべて受け入れ、そのうえ、彼が記録に残されていなかったと称する一資料からとって、独自の細々としたことを新しくつけ加えた。シュタイナーは著書『アトランティスとレムリア』(一九一三)の中で、レムリア人は推論も計算もすることができず、もっぱら本能によって生きていたことを暴露している。

 

奇妙な論理供M・ガードナー著 市場泰男訳 P118-119

 

この本の中では、レムリア人の詳細が更に詳しく紹介されていますが、割愛させて頂きました。

尚、少し補足しますとエドカード・ケーシーやアニー・ベサントもレムリア大陸について触れているようです。

 

アニー・ベサント イギリス 1847年10月1日〜 1933年9月20日(85歳没)
職業    作家、演説家・女性の権利積極行動主義者・アイルランド&インドの自治支援者
 

本当は、このあたりでこの話は終わりにしたいのですが、まだ続きがあります。

 

 最も倦(う)むことなくレムリアの宣伝に貢献したのが、インドのベンガル槍騎兵部隊に勤務したイギリス人のジェームズ・チャーチウォードChurchward大佐で、この人はレムリアを「ムー」Muと名づけた。チャーチウォードは若い士官としてインドの飢餓救済の任務に加わったとき、ある寺院と学校を兼ねた修道院の高僧と親しく交わるようになった。大佐のいうところによると、高僧は古代ムー語で書かれた板のコレクションを見ることを許してくれ、この僧の助けによつてそれら書字板はついに解読された。チャーチウォードは軍を退役したあとニューヨーク州のマウント・ヴァーノンに住んだが、七〇歳になってから、あの修道院の文字板をもとにしたムーの本のシリーズを出版した。『失われたムー大陸』(一九二六)、『ムーの子どもたち』(一九三一)、『ムーで教えられた宇宙の力』(一九三四)がそれで、大佐は一九三六年に八六歳で死んだ。

 

奇妙な論理供M・ガードナー著 市場泰男訳 P119-120

 

もうお分かりかと思いますが、ムー大陸伝説の誕生です。ムー大陸に関しては日本でも数多くの本が出版されていますので、ここで改めて解説する必要もないと思いますが、太平洋に消えた大陸があったとの主張は、十六世紀以降からあったようです。

 

さて、スピリチュアルカウンセラーと呼ばれる方々が使う「ツインソウル」や「ソウルメイト」と言った言葉のルーツが気になり、調べたところ、大きな流れとしてスピリチュアルリズムや神智学の流れが、ニューソートやニューエイジの流れとなり、ニューソートやニューエイジと思想の中から生まれてきた言葉であることは分かりました。しかし、これらの思想は、複雑怪奇であり、その全貌を知ることは容易ではないと感じました。

 

細かく調べていると際限がなく調べる対象が広がり、手に負えなくなります。これはスピリチュアルリズム、神智学、ニューソート、ニューエイジの考え方が心理学や社会運動など多くの分野に影響を与えていることが理由です。また、スピリチュアルリズムや神智学が様々な思想の影響を受けていることが更に話を複雑にしています。しかし、色々と調べているとあまりにも危うい気がしました。

 

勿論、死後の世界を否定する気もなく、霊界通信を否定する気はありませんが、スピリチュアルリズム、神智学、ニューソート、ニューエイジの考え方には、数多くの疑問を感じます。その代表が今回取り上げた失われた大陸の話です。霊能力を否定する気持ちはありませんが、レムリア大陸やムー大陸が存在していたと語る霊能者の話よりレムリア大陸やムー大陸の存在を否定する科学者の話の方が信頼できると考えています。

 

次回は、アトランティス大陸の話とアトランティス大陸の存在を否定する科学者の話をご紹介したいと思います。

 

 

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at 13:59, 星 良謙・子授け地蔵, 霊感・霊能力について

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霊界通信の検証2(星)

霊界通信の批判書はないかと探していましたところ、批判書は見つかりませんでしたが、エドカー・ケイシーの未来予知に関して書かれた本がありました。この本は、ノストラダムスの予言が世の中を騒がしていた頃の本ですが、何事もなく21世紀を迎えた頃に古本屋で買い求めた本です。購入した当時は、何かの資料になればと思ったのですが、読むこともなく本棚にしまったままでした。改めて読み直しますと、解説が必要ないほど、見事に外れていることから少し引用させて頂きます。

 

では次に、地球の変動についてケイシーのリーディングは何と言っているのかを見てみたい。

 

問い:約三百年前、ヤコブ・ベーメは、魚座の時代から水瓶座の時代に移行する※1この危機の時代に、アトランティス大陸が再浮上すると予言しましたが、この大陸は今浮上しているのでしょうか。また、これは急激な変化をもたらすでしょうか。そして何年頃に起きるでしょうか。

 

答え:魚座と水瓶座の間で一番大きく変化する時期に当るのだ。この時期の地球にとって、これは急激な活動ではなく、ゆるやかなものである。

 

(一六〇二  ― 三)

 

 このことが間もなく来るであろう前兆、兆(きざ)しとなるべき物資的変化に関していえば、古くから言われてきたように、太陽は暗くなり、地はあちこちで裂け、そして神の道を求めてきた心に霊的傍受(ぼうじゅ)(夢予知や、胸騒ぎ等―訳注)を通して、神の星の出現が宣(の)べ伝えられ、自らの至聖所(しせいじょ)※2に入る者達のために道が示されよう。なぜなら、人間の心の中におわす父なる神、教師たる神、指導者たる神は、自分達の魂をまっ先に探して下さる方として神を知るようになる人達の中に永遠におられるからである。神はその人々にとってまず神であり、人々の心と行為の中に神が現わされるにつれて、神は人類の前に見えるものとなる・・・・。

 

 地球の物理的な変化について再び述べよう。地球はアメリカ西岸で分断されるだろう。日本の大部分は海中に没するはずだ。北欧は瞬(またた)きする間にも変わるだろう。アメリカ東岸沖に陸地が出現するだろう。北極と南極に大異変が起こり、それが熱帯の火山噴火を誘発し、その後に地軸が移動する※3だろう。その結果、今まで寒帯あるいは亜熱帯であったところが熱帯となり、苔やシダの類が生い茂るようになるだろう。これらのことは一九五八年から一九九八年の間に始まり、この時代は雲間に再び主の光が見られる時代と宣言されよう。その時、その季節、その場所については、神の御名を呼び求めてきた者に、神の召命※4の印と神から選ばれた印を体に持つ者のみに、告げられ知らされるであろう。

 

(三九七六 ― 一五)

 

エドカー・ケイシー1998 最終シナリオ カーク・ネルソン著 光田 秀訳 たま出版

 

※1「魚座の時代から水瓶座の時代に移行する」

これは、西洋占星術の知識がないと分からないかと思います。西洋占星術では、春分点は常に牡羊座の0度に固定されていますが、実際の星座とはズレがあります。これは春分点は、72年で黄道上約一度ずつ移動していることから起きることが原因です。そのため、西洋占星術での牡羊座0度と天文学での牡羊座の0度は同じではありません。牡羊座0度は今から約2000年前に決められたことであり、天文学上の春分点は大きく異なっています。

「魚座の時代から水瓶座の時代に移行する」とは、天文学上の春分点が魚座から水瓶座に移動することだと思われますが、そのことに何らかのがあるのかどうかは不明です。

 

※2至聖所(しせいじょ)

古代イスラエルで、エルサレムの神殿の最奥部に一段高く二重の幕によって仕切られた最も聖なる場所。宗教哲学的象徴として重要な意味をもつ。

大辞林 第三版より引用

 

※3地軸が移動する

これはポール・シフトのことですが、「トンデモ超常現象99の真相 と学会・著(山本弘+志水一夫+皆神龍太郎)」に分かりやすい解説がありますので内容を要約さて頂きます。

 

・「磁極の逆転」や「歳差(さいさ)運動」をポール・シフトと混合されることが多い。

・地磁気はこの七千万年の間に何十回も逆転していることが判明している。

・磁極の逆転と化石から推測できる生物の大絶滅の時期に顕著な相関関係は見当たらない。

・歳差運動は、コマの軸を傾けようとする力に対して、コマのジャイロ効果が抵抗するために、軸が首を振る現象である。

・地球も巨大なコマであり、太陽や月の引力が、傾いた地球の地軸を引き起こそうとしている。

・しかし、歳差運動の変化は数千年かけてゆっくり起きるもので、突然の天変地異の原因とはならない。

・ポール・シフトは地球の地軸の向きが同一のまま、地球全体が横倒しになる現象とされている。

・原因としては、南極の氷が厚くなり、遠心力で南極大陸が赤道の方に引っ張られることが原因とされている。

・しかし、地球は赤道部分が膨らんだ楕円体であり、赤道半径が極半径よりも21.4キロも厚い。

・そのため、南極の氷が少し増えた程度では、極地方が赤道地方よりも重くなることは決してない。

・この説の変形版として地球の表面だけが移動する近く移動説がある。

・しかし、地殻とマントル層の摩擦があり、地球の引力を上回る力が働かなければ、地殻が横滑りすることはない。

 

まとめの部分に関しては、引用させて頂きます。

 

 

 結局、地球を横転させるには、外から巨大な力が必要と言うことになる。有名な予言者がどう言おうと、太陽や月の引力、太陽系内の他の惑星の引力を合わせても、とうていそうした大異変を起こすには足りない。たまたま太陽系の外から木星のような巨大な惑星が迷いこんできて、地球すれすれを通過するようなことがあれば、その引力によって、間違いなく地軸は揺らぐだろう。だが、そんなことが起こる確率は、目隠しして打ったゴルフボールがホールインワンする確率より、はるかに低い。

 

トンデモ超常現象99の真相 と学会・著(山本弘+志水一夫+皆神龍太郎) P181

 

※4召命(しょうめい)

キリスト教で、神の恵みによって神に呼び出されること。伝道者としての使命を与えられること。

 

オカルト関係に詳しい方ならば、エドカー・ケイシーはあまりも有名な人物ですが、ご存知ない方のために簡単なご紹介をしておきます。

 

エドカー・ケイシー アメリカ人 誕生は1877年3月18日、死亡は1945年1月3日 職業は写真家

自分の意識をリラックスさせ、瞑想状態にすることで、質問者がどんな専門的な質問をしようと、「宇宙の叡智」や「アカシックレコード」に意識をアクセスし、回答することができましたとされています。

 

既に亡くなられていますが、今でも人気は衰えず、日本にもエドカー・ケイシー財団があり、今でも活動されているようです。

エドカー・ケイシーに関しては、あまり詳しいことは知りませんが、引用させて頂いた霊界通信に関しては、見事に外れています。ここまで外れると弁解の余地もないと思いますが、それでもエドカー・ケイシーの人気は衰えていないようです。

 

エドカー・ケイシーの霊界通信は、催眠状態で行われたとのことであり、潜在意識が作り上げた別人格ではなく、神霊からの霊界通信であった可能性が高いのではないかと思います。管理人も数多くの自動書記を経験していますが、相手がどの程度の段階の神霊なのかは、霊界通信の内容で判断することしかできません。そのため、本当に神霊からの言葉であるとしても信頼すべきないようかは別の問題となります。本当の霊界通信であったとしても内容が荒唐無稽な話ならば、人を惑わすだけの結果となりますが、今回ご紹介した霊界通信は、その典型とも言えます。

 

管理人の様に物理学の知識がない人間でも「地球はアメリカ西岸で分断されるだろう。日本の大部分は海中に没するはずだ。北欧は瞬(またた)きする間にも変わるだろう。アメリカ東岸沖に陸地が出現するだろう。」と神霊が語り始めたならば、非情な大きな疑念を抱くと思いますし、物理学の知識がある方ならば、「北極と南極に大異変が起こり、それが熱帯の火山噴火を誘発し、その後に地軸が移動するだろう。」と語った段階で笑い飛ばすと思います。しかし、エドカー・ケイシーの霊界通信を記録された方は、神霊の語る話に疑問を抱かなかったようであり、更に詳しい話を神霊に聞いています。


管理人からするならば、物理学に詳しい人間に尋ねるならば、直ぐに分かる程度の話を確認しなかったのかと疑問であり、出版する前に専門家に相談しなかったことの方が不思議です。その理由を考えますと、神霊の言うことに間違いなどあるはずがないとの思い込みではないかと思います。神霊の言葉だから絶対に間違いはないと言うのは、思い込みでしかないと考えています。これは神霊を医者に置き換えれば、分かりやすいのではないかと思います。医者の言葉だから信頼できるかとは限りません。同じ症状でも医者によって診断が異なる場合もあります。まして相手が何処の誰かも確認することが非常に難しい神霊が相手の場合には、慎重になり過ぎると言うことはないと思います。

 

エドカー・ケイシーに言葉を降ろした神霊には、多くの人を騙そうとの気持ちはなかったのかもしれませんが、多くの人を惑わしたことに間違いはありません。そのため、神霊の言うことに間違いなどあるはずがないと考えるのは危険であり、霊格の高い神霊であっても常に正しいことを説くとは考えるべきではないと思います。

 

 

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霊界通信の検証(星)

前回は、スピリチュアルリズムの考え方をご紹介しましたが、今回は最初に神智学について少し触れさせて頂きます。

広義の神智学は、異常な神秘的体験や特別な啓示によって,通常の信仰や推論では知りえない神の内奥の本質や行為についての知識をもつという哲学的,宗教的思想の総称となりますが、狭義の神智学とは、ブラバツキーとH.S.オルコットの創設(1875年)になる神智学協会Theosophical Societyの教説と運動のことになります。

 

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
語源的にはギリシア語の神 theosと知恵 sophiaから成り,異常な神秘的体験や特別な啓示によって,通常の信仰や推論では知りえない神の内奥の本質や行為についての知識をもつという哲学的,宗教的思想の総称。哲学的神智学としては新プラトン派,グノーシス派,ドイツ神秘主義などがあり,神智学者としては J.エリウゲナ,J.ベーメらが有名。このような思想は世界各地にみられ,インドのヨーガやサンキーヤ哲学,イスラムの神秘思想スーフィズムはその代表的なもの。


百科事典マイペディアの解説
神智学【しんちがく】
英語theosophy(ギリシア語theos〈神〉+sophia〈叡智〉に由来)などの訳。聖なる啓示の直観的認識,また狭義にブラバツキーとH.S.オルコットの創設(1875年)になる神智学協会Theosophical Societyの教説と運動の称。

 

神智学も霊体験を重視することに違いはなく、その意味ではスピリチュアルリズムと基本的な立場は似ています。広義の意味の神智学の考え方は、管理人にも手に負えない内容となりますが、狭義の意味での神智学の教えに関しては、「近代スピリチュアリズム百年史―その歴史と思想のテキスト」に紹介されていることから少しさせて頂きます。

 

 神智学の基本となっているのは<カルマ>と<再生>です。カルマは神の観念を認めません。バツキー著『神智学の鍵』によると、神とは「人間の巨大な影法師です。しかも、最高の人間の影とも言えない影です。神学上の神とは――私共の見解では――矛盾と不合理の集合です」と。十九世紀の合理主義によって神の観念は破壊されてしまっているので、ブラバツキーの言う「物質界・精神世界・霊魂界を通じて、因果関係を説明する無謬※の法」であるカルマの観念は、今日では多数の人に受け入れ易くなっています。

 その著書『秘教』の中で、次のように言っています。「カルマを信じるものは、運命を信じることになります。運命とはあたかもクモが巣を作るように、人間が生涯をかけて一本一本その糸を織りなすものです。この運命は、人間の外にある目に見えないような原型である天の声の支配を受けるものですが、また、幽界霊界人の影響を受けたりもします。しかもそれが邪悪霊のことが随分と多いのです。カルマのもつ唯一の意図は――その永遠不変の意図は――霊界におけると同様、物質界においても絶対の調和、これです。従って、賞罰を課する者はカルマではなく、人間自身です。それは、人間の調和の法を守りながら自然に従って生きるか、あるいはこれに反するかにかかっています。

 

近代スピリチュアリズム百年史―その歴史と思想のテキスト P237-238

 

無謬(むびゅう) 理論や判断にまちがいがないこと。

 

スピリチュアリズムと神智学の教えに対しては疑問を抱く点も少なくはありません。しかし、スピリチュアリズムや神智学についてそれほど詳しく調べてもいませんので、今回は霊界通信の危険性について少し触れたいと思います。スピリチュアリズムと神智学においては、霊能力に対して科学的な態度で検証しているとありますが、管理人の経験からしますとどこまで科学的な態度で検証しているのかと疑問を抱きます。

 

個人的な体験ではありますが、自動書記が始まった当時に膨大な量の霊界通信がありましたし、神秘的な体験も数多くしていますが、霊界通信や神秘体験を絶対視する気持ちはありません。基本的に霊界通信や神秘体験に関しては、参考にはしますが、無条件に信用することはありません。その理由は、霊界通信にしても霊視などの体験にしても潜在意識の作り出した幻聴や幻覚である可能性があります。また、体験した霊界通信や霊視などが潜在意識の作り出した幻聴や幻覚ではなく、本当に神霊の働き掛けであるとしても働き掛けている神霊が低級霊である可能性もあります。

 

更に厄介な話としては、働きかけている神霊がどの程度の悟りの段階にある神霊なのかも分からないだけでなく、働き掛けている神霊が悟りの高い神霊であるとしても、その神霊の語る内容が霊界の真実であるとは限らず、神仏の総意とは限りません。仏教にも色々な教えがあり、密教の教えもあれば、他力の教えもあります。それぞれの宗旨の神霊が自分たちの教えこそがお釈迦様の真意を伝えている教えであると説かれ、自分たちの教えこそが多くの人々の苦悩を救う教えであると自負されています。

 

しかし、当然のことながら説かれている教えの異なりますし、考え方も異なります。実際には仏教だけでなく、神道の神霊や神道が成立する以前の古い神霊が教えを説かれることもありますし、日本以外の国の神霊が教えを説かれることもあります。それぞれが異なる教えを説かれとしてもそれぞれの教えが尊い教えであることもあります。逆にどんなに立派な教えを説いても現実に生きる者たちの苦悩を無視しているとしか思えない場合もありました。そのため、霊界通信や霊視などの神秘体験に関しては、過信することは厳禁だと考えています。

 

霊界通信の信頼性に関する資料はないかと、手元にある似非科学批判書を探してみましたが、霊界通信に関する検証した本は、「大川隆法の霊言 神理百問百答 米本和弘・島田裕巳著 JICC出版局」しかありませんでした。この本は、幸福の科学の教祖大川隆法氏の「〇〇の霊言」のパロディーであり、当時出版されていた大川隆法氏の著書の84冊すべてを読破ところ、大川氏からの霊界通信が始まった設定で書かれていますが、内容は大川隆法氏の著書の粗探しとなっています。

 

何分にも1992年1月が初版の本であり、既に絶版となっています。古本がかなり出回っているようですが、人気のある本なのか、定価980円(税込)であった本がアマゾンでは2000円以上の価格となっています。内容は、良くここまで丹念に調べたと感心してしまうほど、粗探しを徹底しています。そこで少し引用させて頂きます。

 

Q-20 日蓮は、善無畏三蔵と羅什三蔵とのどちらを評価していましたか?

米本 続けてお父っぁん、いや善川三郎顧問に関する質問でいきましょう。日蓮はインドから中国に仏典を持ち帰った二人の僧、善無畏三蔵(ぜんむいさんぞう)と羅什三蔵(らじゅうさんぞう)※1のどちらを評価していましたか?

 

大川の霊 それはもちろん、善無畏三蔵です。だって日蓮さんのお弟子さんの日持さんの霊がはっきり言っているのです。

 「善無畏三蔵なかりせば、仏教の伝道はどうなっていたか分からないのです」(日蓮の霊言P32)

 

米本 でもねえ、善無畏は『大日経』を訳出し、密教をもってきた人。羅什は『法華経』を訳した人。『法華経』を重視した日蓮は当然、羅什を評価するはずでしょう。『日蓮聖人遺文集』にも日蓮はこう書いています。

 「(そう)じて月支より漢土に経論をわたす人、舊譯新譯(くやくしんやく)に百八十六人なり。羅什三蔵一人を除いてはいづれの人々も悞(あやまち)ざるはなし」(『撰時抄』)

 つまり、「インドから中国に経典を持ってきた人は百八十六人いたけど、羅什を除いてはいずれも誤っている」という意味。

 立教大学の浜島典彦講師はこう言っていますよ。「日蓮さんは善無畏の経典からもときどき引用していますが、それは批判するための引用なんです。しかも日蓮さんは『善無畏』について問われて『己後なりとも譯者の舌の燒(やける)を悞(あやまり)ありとしるべし』つまり善無畏の舌は焼けるとまで言っているのですからね」※2

 たから大川さんの本はまるで逆なんです。

 

大川の霊 そんなことはない。だって日持の霊が・・・・・。

 

米本  というよりですね。『日蓮の霊言』から二年後に『黄金の法』には、大川主宰先生自身がこう書いているでしょう。

 「玄宗の厚遇を受けたのは、善無畏三蔵です。(略)この善無畏三蔵が、後に日本に生まれ変わって日蓮六老僧のひとり日朗となり、さらに現代に生まれて、善川三郎となっています」(文庫P109)

 要するに、自分のお父さんの前の前の過去世が善無畏だから、悪く書くわけにはいかないんですね。クックックッ。

 

大川の霊 君、そんなうがったことばかり言っていると、地獄に堕ちるぞ!

 

米本 しかし、こうも歴史的事実や文書と違うことだらけだと、大川さんの霊言ってホンモノなのかと疑いたくなってきますよ。

 

Q-21 浄土三部経で四十八願を説いた経典はなんでしょうか?

米本 知識問題をもう少し。浄土真宗の経典・浄土三部経で四十八願を説いた経典はなんでしょうか?

 

大川の霊 クイズ形式だな。『親鸞聖人霊示集』で親鸞の霊がこう言っています。

 「『阿弥陀経』というものがあって、阿弥陀仏が人びとを救うために、四十八の"発願"をされたのであります」(P25〜26)

 だから正解は『阿弥陀経』

 

米本 (うんざりした様子で)これもペケ、どうして、こうすべて間違っているんですか。先に親鸞について指摘してくれた大阪大学の大村教授にまた登場してもらいましょう。

 「浄土三部経は『大無量寿経』※3『観無量寿経』『阿弥陀経』でありまして、四十八願は『阿弥陀経』ではなく、『大無量寿経』であります」

 

大川の霊 それは親鸞の霊が・・・・

 

米本 難しい教えなんかじゃなく、ごく基本的なことですよ。仮に親鸞の霊がそう語ったとしてもだ、記憶違いってこともあるから、東大卒の大川さんが手直ししたっていいんじゃないの。

 

大川隆法の霊言 P62-65

 

※1 羅什三蔵 鳩摩羅什(くまらじゅう)

4世紀の末に、シルクロードを通って西域から中国に渡り、仏教を伝えた渡来僧。

詳しくは こちらから 広済寺ホームページ

 

補足 三蔵とは、律蔵(戒律)、経蔵(経典)、論蔵(戒律と経典の注釈書や解釈書)のことですが、律蔵、経蔵、論蔵に精通した人物を表す場合もあります。

 

※2 「舌は焼ける」

これは下記の話を意識していると思われます。

 

ウィキペディアより引用

臨終の直前に「我が所伝(訳した経典)が無謬ならば(間違いが無ければ)焚身ののちに舌焦爛せず」と言ったが、まさに外国の方法に随い火葬したところ、薪滅し姿形なくして、ただ舌だけが焼け残ったといわれる。(『高僧伝』巻2)

 

※3 大無量寿経

経典名として「仏説無量寿経」ですが、「大」をつけて「大無量寿経」とも言われます。

 

この本は、米本和弘氏が大川隆法の霊に100の質問をする形式となっていますが、内容は著書の粗探しが大半であり、仏教知識の間違い、神霊の語る内容と歴史的な事実との食い違いの指摘などとなっています。これほど間違えを指摘されたならば、霊言の信頼性は地に堕ちる印象がありますが、丹念に調べ上げた熱意にも敬意を払いたい気持ちになります。

 

この本の最後の章は、島田裕巳氏の『「中川君への最後の手紙 大川隆法という「裸の大様」』となっており、この章の中で大川氏の霊言を心理学の「交流分析」と言う手法を利用して分析しています。島田裕巳氏は、大川氏の本を3タイプに分類し、霊言集は大川氏の潜在意識が作った別人格ではないかとしています。そして一部の霊言集は、大川氏の父親が代筆しているのではないかと疑われています。

 

随分のことですが、「交流分析」の本は読んだことがありますので、島田裕巳氏の分析は見当はずれとは思いませんが、潜在意識の作り上げた人格かどうかまでは分かりません。しかし、各宗旨の開祖からの霊界通信としている内容が間違いだらけでは、信頼性などあるはずもありません。いずれにしても潜在意識の作り上げた人格の語る言葉と本当の神霊からの霊界通信を区別することは、簡単ではないと思います。

 

 

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at 23:30, 星 良謙・子授け地蔵, 霊感・霊能力について

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近代スピリチュアルリズム百年史2(星)

ツイン・ソウル、ソウル・メイト、ハイヤー・セルフと言った言葉を誰が使い始めたのかを暫く前から調べていますが、調べれば調べる程、分からないことが増えて混乱しました。その理由は、ニューソートとニューエイジが同じような使われ方をしているだけでなく、ニューエイジに関しては言葉の定義も曖昧な事から非常に分かりにくくで困惑してました。更にスピリチュアルリズムや神智学との違いも分かりにくいだけでなく、これらの思想はいずれも東洋の神秘思想の影響や心理学の学説を取り入れるなどしていますので、調べれば調べる程混乱する状態が続きました。

 

これらの思想は、相互に影響しているだけでなく、違いも不明確であり、同じ人物がニューソートとニューエイジの代表的な人物とされていることもありました。そのため、改めて言葉の定義から始めるべきかと思いました。

 

〇スピリチュアルリズム

ウィキペデアの解説が一番簡潔で分かりやすいことから引用させて頂きます。

 

心霊主義(しんれいしゅぎ)は、スピリチュアリズム(英: Spiritualism)、スピリティズム(英: spiritism)の和訳のひとつで、人は肉体と霊魂からなり、肉体が消滅しても霊魂は存在し、現世の人間が死者の霊(霊魂)と交信できるとする思想、信仰、人生哲学、実践である。Spiritualismは心霊術、交霊術、心霊論、降神説などとも訳される。

 

霊魂の死後存続や死者との交流という信仰は世界中に見られるが、心霊主義(スピリチュアリズム)という言葉は、19世紀半ばにアメリカで始まったものを指すことが多く、死後の世界との交信や超能力のパフォーマンスを焦点とする「宗教運動」とも理解される。霊魂との交信は交霊会(降霊会)と呼ばれ、霊媒が仲立ちとなることが多い。近代の心霊主義は19世紀後半に全盛期を迎えた。

 

 

少し補足しますと、スピリチュアルリズムが台頭した背景には、産業革命以降の社会情勢があります。近代自然科学の発達や啓蒙主義の普及したことに対してキリスト教が対応できずに社会的な権威が低下したことがあります。また、産業革命以降の消費文化の拡大したことも影響しているようです。

 

心霊主義は、個人としての人間の完成と幸福を目指す近代の「自己宗教」としての側面を持ち、建設的で明るい社会改革運動でもあり、奴隷制度廃止運動や女性参政権獲得の運動とも関わりがある。理想社会(世俗的千年王国)をこの世に実現しようとする点において、ユートピア運動、社会主義(空想的社会主義)との関係も深い、社会精神史的には、当時科学として大きな影響力があった骨相学とメスメリズム(ヒプノティズム、催眠術)、この両者が融合した新しい精神科学・骨相メスメリズムに直接つながる。近代神智学の創始者ヘレナ・P・ブラヴァツキーはもともと心霊主義の霊媒であり、互いの影響は深く、近代神智学はW・B・イェイツの詩作やカンディンスキーらのモダニズム絵画への影響も大きかった。また19世紀後半には、心霊主義の心理学化という流れが起こった。心理学者カール・グスタフ・ユングの出発点には心霊主義があり、この流れは深層心理学につながる。

 

多分にキリスト教の衰退に伴って起きた心の隙間をスピリチュアルリズムが埋めたと言えます。

このことに関して、「近代スピリチュアルリズム百年史 その歴史と思想のテキスト」から少し引用させて頂きます。

 

 一方では、キリスト教の方は、時代の動きに応じなかったので、世の法則どおり、やがて衰退から破滅への道をたどりました。つまり、協会は今日の唯物主義全盛の母体となった科学に背を向けたため、大衆の魅力を失ったのです。というよりも、教会はその内部に破綻の種子をはらんでいたと言えます。つまり、今日の教会はその実体が、きわめて唯物的で堕落しており、そのため、教会本来の霊的教義から見て、幾多の批判がその内部に起こっていたのです。教会はあくまで古い殻に閉じこもっていました。だが、世の中は年とともに新しくなっています。

 心霊主義は人類の歴史とともに古いものですが、現在では、理性と科学の光の下に、この新しい解釈が下されることになりました。今や、新しい哲学、新しい宗教が、民衆の手により、民衆の家庭から生まれていったのです。これは昔のように、お坊さん達の専売事業ではありません。また、教会の権威の具となるものでもありません。これこそは、科学的民主的な民衆にとって、科学的民主的な宗教の基礎となるものです。こうしてスピリチュアルリズムが台頭してきました。すると、教会は一層古い殻を固くし、更にはことごとに、この新時代の真理の普及運動に邪魔を始めたのでした。

 

近代スピリチュアルリズム百年史 その歴史と思想のテキスト P45

 

この本の中では、キリスト教を唯物主義であると批判していますが、この辺の事情はキリスト教の教義を理解していませんと、事情が分かりにくいと思います。管理人にしてもキリスト教に関しては、あまり知りませんので、話が今一つ分かりませんでした。

そのため、キリスト教の教義をご紹介したいところですが、その前にスピリチュアルリズムが何を説いているのかを先にご紹介します。

 

あのスピリチュアルリズムの七要綱は、実に夫人の霊能を通じて受信されたものです。これは後に、全国スピリチュアルリスト連合で採択されています。この七要綱の発信者は社会主義のロバート・オーエンとされています。それを次に挙げます。

 

1.神は万物の祖である。

2.人類は皆同胞である。

3.霊魂との交通及び天使の守護がある。

4.人間の霊魂は死後も存在する。

5.自己責任の法則が存在する。

6.地上の全ての善悪の行為に対してつぐないと応報とがある。

7.あらゆる霊魂は向上する。

 

近代スピリチュアルリズム百年史 その歴史と思想のテキスト P92

 

 

NSAは現在のアメリカにおける最大のスピリチュアルリズム団体です。その付属団体には次のようなものがあります。役員協会、全国スピリチュアルリズム教員クラブ、伝道師クラブ、治療家連盟、青少年連盟、会員は次の原則の誓いを守ります。

 

(1)我らは無限の知恵を信ずる。

(2)我らは物的、霊的を問わず自然の現象は無限の知恵の現れであることを信ずる。

(3)我らは、この現れを正しく理解し、かつそれに従って生活することが真の宗教であることを確信する。

(4)我らは各人の個性が死という変化の後にも、なお変わらずに存続することを確信する。

(5)我らは死者との交通が事実であり、しかも心霊現象によって科学的に証明されることを確信する。

(6)我らは最高の道徳は「汝の人にせられんと欲することを、人に行え」という金言の中にあることを信ずる。

(7)我らは各人に道徳上の自己責任のあること、及び自己の幸、不幸は大自然の方に従うか否かによって決まることを確信する。

(8)我らは向上の道は何人にも顕幽を通じて開かれていことを確信する。

 

近代スピリチュアルリズム百年史 その歴史と思想のテキスト P160-161

 

※この本の訳者は、「交通」とされていることから、そのまま引用しましたが、恐らくは霊魂との交信の意味ではないかと思います。

※顕幽(けんゆう) あらわれたり、見えなくなったりすること

 

心霊世界の実在を提唱していることは分かりますが、キリスト教の教義にある程度精通していませんと、スピリチュアルリズムの主張を理解することが難しいと思います。管理人にしてもどこまで分かっているのかと言われますと、どれだけも分かっていないと思いますが、このスピリチュアルリズムには少しばかり危険性を感じます。そのことに触れますと、長くなりますので、次回の投稿で取り上げたいと思います。いずれにしても、このスピリチュアルリズムが大きな力を持ち、後の神智学やニューソート、ニューエイドの考え方になったと思われます。

 

次回に続きます。

 

 

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at 01:34, 星 良謙・子授け地蔵, 霊感・霊能力について

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近代スピリチュアリズム百年史1(星)

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暫く前のことですが、スピリチュアル・カウンセラーを名乗る方のサイトを読んでいるとツインソウル、ソウルメイト、ハイヤーセルフなどの言葉が並んでいました。

 

これまでに何度も書いていることですが、管理人は霊障に悩んでいた頃に精神世界の本を数多く読みました。しかし、実際に読んでいたのは、霊能者の著書だけでなく、気功、仙道(中国の内丹術を中心とした仙人になるための修行法)、魔術、神智学、錬金術、ニューソート、仏教書、心理学、似非科学の批判書など雑多でした。その多くは入門書ではありましたが、精神世界の本はなるべく偏りなく読みました。そのため、精神世界に関する事ならば、多少は知っているつもりでしたが、スピリチュアルカウンセラーと呼ばれる方々の書かれている内容は知らないことが大半でした。

 

ツインソウル、ソウルメイト、ハイヤーセルフなどの言葉は、管理人が読んだ本の中には登場しない言葉でした。しかし、スピリチュアルカウンセラーのサイトでは、当たり前のように登場する言葉ではありますが、誰が言い始めた話なのか、以前から疑問に感じていました。そこで少し調べてみたのですが、ネットでの検索では限界がありました。分かったことは、ニューソート系の考えである程度のことでした。ニューソートと言ってもご存じない方も多いのではないかと思いますが19世紀アメリカ合衆国で始まったキリスト教における潮流のひとつであり、西洋の神秘思想が東洋の神秘思想と結びき、合理主義への反動として現れてきたキリスト教の異端であり、霊性運動とされています。

 

考えてみますと、神智学の本は読んだことはありますが、あまり興味を持つこともなく、流し読みした程度であり、ニューソート系の本も何冊か読みましたが、深く学ぼうとの気持ちも起きませんでした。そのため、ニューソートについては知らないことの方が多いことからニューソートの歴史について解説された本を探してみました。しかし、ニューソートの本は多くてもニューソートの歴史について解説された本は非常に少ないのに少しばかり驚かされました。

 

迷った末に今回ご紹介する「近代スピリチュアリズム百年史―その歴史と思想のテキスト」を購入しました。この本の内容に少し触れますと、この本はスピリチュアリズム雑誌の主筆であり、イギリスのスピリチュアリズム団体の連合である「全国神霊主義連合(SNU)の教育担当理事のアーネスト・トンプソン氏の著書である「The History of Modern Spritulism(1848-1948)と「Spiritualism in the Evolution of Philosophy and Religion」を合わせた本です。

 

「The History of Modern Spritulism(1848-1948)は1948年、「Spiritualism in the Evolution of Philosophy and Religion」は1950年の出版とどちらもかなり古い本ではありますが、スピリチュアリズムの歴史と基本的な思想を知るには適した本と言えます。但し、管理人が知りたかったツインソウル、ソウルメイト、ハイヤーセルフなどに関しては何も触れられてはいませんでした。その意味では残念でしたが、色々な意味で面白い本でした。

 

本来は、ニューソートについて調べたかったことからニューソートについては別の本を探そうかと考えていますが、これはこれで面白い本でした。著者はスピリチュアリズムの大御所と言った印象のある人物であり、訳者もスピリチュアリズムにかなり傾倒されている人物と思われることから内容は、スピリチュアリズム礼賛の内容です。その意味では客観的な視点で書かれた内容ではありません。本の前半は、スピリチュアリズムの歴史ではありますが、内容に関してはかなり疑う必要があります。

 

近代スピリチュアリズム運動の発端

アントン・メスメル

アンドリュー・ジャクソン・デービス

フォックス家

 

米国初期スピリチュアリズムの霊媒師として記載

クーン家族

アンドリュース夫人

エディ兄弟

マムラー(最初の写真霊媒)

エンマ・ハーディング・ブリットン

 

偉大な霊媒たち

ダニエル・ダグラス・ホーム(1833-86)

デビット・ダキット(1832-1907)

ウィリアム・エグリントン

 

有名な婦人霊媒

フローレンス・クック(1856-1904)

レオノア・E・パイパー

ユーサピア・パラディノ(1854-1918)

エリザベス・デスペランス婦人(1855-1919)

 

輝かしい霊能者達

トム・チレル

グラディス・オズボーン・レナード夫人

エステル・ロバーツ夫人

 

この他にもスピリチュアリズムの大御所と言われている方々の名前が列挙されていますが、管理人が気になったのは、霊媒や霊能者として挙げられている方々の名前でした。何処かで聞いたことのあるような名前が・・・・

 

そこで似非科学の批判本である「ニッケル博士の心霊現象謎解き講座 ジョーン・ニッケル著 皆神龍太郎監修 望月美英子訳」で調べてみました。

 

内容を要約しますと・・・

 

フォックス家

1848年にニューヨークのハインズヒルに住む、メディスト教会の牧師、ジョン・フォックス家で娘たちの寝室から奇妙なラップ音がしたのが、始まりでした。姉のマーガレットは8歳、妹のキャサリン(ケイト)は6歳は、「足割れさん(ミスター・スプリットフット)」と言う名の行商人の幽霊が、何かを伝えるために起こしていると言ったことが始まりでした。そして嫁いだ姉のリア・フィッシュが加わると降霊会を開催して有名となりましたが、後年になってマーガレットが子供のいたずらであり、足の関節を鳴らしていたことを告白しています。そしてキャサリンもキャサリンの意見に賛同しているだけでなく、1888年にニューヨークの音楽アカデミーで観衆の前でラップ音の出し方を説明しています。

 

他にもフローレンス・クックとユーサピア・パラディノについても取り上げられていますので、一部をご紹介します。

 

フローレンス・クック(1856-1904)

さて、クックだが、霊媒をしている間に、少なくとも三回、インチキの現場を押さえられている。

たとえば、一八八〇年、クックはロンドンの心霊協会員を前にして、マリーという一二歳の少女の霊を出現させる交霊会を催(もよお)した。クックがキャビネットの中の椅子に縛られている間に、マリーの霊が会場に姿を現わした。だが、キャビネットの中で服を脱ぐような音がしたことに気づいた交霊会の参加者が、現れたマリーの腕をぐっと捕え、同時に中でクックが縛られているはずのキャビネットのカーテンを開けてみた。するとキャビネットはもぬけのカラで、中にはクックが身に着けていたブーツとストッキングだけがのこされていた。クックがマリーに扮(ふん)していたことは、もはや火を見るよりも明らかだった。

 

ニッケル博士の心霊現象謎解き講座 ジョーン・ニッケル著 皆神龍太郎監修 望月美英子訳 P48

 

ユーサピア・パラディノ(エウピア・パラディーノ)

 一九〇九年に米国で行われた交霊会で、ハーバード大学の教授が暗闇に乗じて席を立ち、そっとパラディーノの後ろの床に横たわった。長椅子が動き始めたとき、教授は長椅子を動かしているモノをぐいとつかんだ。それはパラディーノの左足で、彼女は叫び声をあげた。足をつかんでいた手を離すと、教授はそっと席に戻った。教授がこの話を公開したのは、交霊会から戻ってきてからである。

 

ニッケル博士の心霊現象謎解き講座 ジョーン・ニッケル著 皆神龍太郎監修 望月美英子訳 P38

 

ダニエル・ダグラス・ホーム(ダニエル・ダグラス・ヒューム)

 ダニエル・ダグラス・ヒューム(一八三三〜一八八六)は、「一度もインチキを指摘されていない霊媒」として知られていた。これには若干の誇張が含まれていて、「一度も」というのは事実ではない。ヒュームは著名人の顧客を多く持っていて、彼らからふんだんに贈り物を受け取っていた。彼らは、交霊会をヒュームの望み通りの環境で行うことを許し、そこで驚くべき現象を体験していた。しかし顧客の中にはヒュームのインチキを目撃した人もいた。たとえばロバート・ブラウニング(夫のエリザベスと共に知られるビクトリア期の代表的詩人)もその一人である。あるとき薄暗い部屋で行われた交霊会で、霊がブラウニング夫人の頭の上に花輪を乗せた。夫人は初めすっかり霊の仕業と思い込んでいたが、後にヒュームの手がテーブルの下からするりと移動して花輪を乗せたとの考えに賛成した。この件以降、ブラウニングはヒュームを「くされ霊媒」と罵倒し、軽蔑していたという。

 

ニッケル博士の心霊現象謎解き講座 ジョーン・ニッケル著 皆神龍太郎監修 望月美英子訳 P40

 

この話では決定的な証拠は見つけられていませんでしたが、ヒュームの得意技である空中浮遊についても幾つかの疑惑が書かれています。また、暗い部屋や新月の夜が選ばれていること、観客に「何があっても、席を離れていはいけない」と言っていたなど数多くの疑惑を抱えていたようです。

 

また、「人はなぜだまされるのか 非科学を科学する 安斎育朗著」には、ユーサピア(エウサピア)・パラディノのトリックが紹介されていましたので、一部をご紹介します。

 

ユーサピア(エウサピア)・パラディノ

 一九〇九年、ニューヨークのコロンビア大学の教授陣が、エウサピアと一回一二五ドルの契約で一〇回の実験会を催し、手品師たちと協力してエウサピアの詐欺の解明に当った。念力でテーブルを動かす技では、エウサピアがひそかにテーブルの脚に爪先を挿入して動かしていることが暴露された。シャーロック・ホームズの生みの親である医師のコナン・ドイルもエウサピアの技に幻惑された一人だったが、名奇術師ハリー・フーディニーは、「彼はマジックの科学が、時に自然科学の深遠な研究課題と同じく奥深いものであることを知らない」と言って慨嘆した。

 

人はなぜだまされるのか 非科学を科学する 安斎育朗著 P47

※慨嘆(がいたん) 気が高ぶるほど嘆いて心配すること

 

残念ながら他の霊能者や霊媒に関する資料は見つかりませんでした。似非科学の批判書は他にも何冊か持っていますので、丹念に調べるならば、他にも見つかるかもしれませんが、いずれにしても明確な詐欺行為を行っていた霊能者や霊媒を偉大な霊能者や霊媒として取り上げていることには疑問を抱きます。このように書いても弁護される方は、一部の霊能者や霊媒が偽物であるとしても全てを否定することはできないと主張されると思いますが、スピリチュアリズムには疑問点が多いようです。

 

 

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at 23:08, 星 良謙・子授け地蔵, 心霊現象と神秘体験

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「壊れた地球儀の直し方」を読んで(星)

このところ寒い日が続いております。

管理人も風邪が治ったと内科の医者から言われ、薬もなかったのですが・・・

咳が止まりませんでした。

 

????(-"-)????

 

仕方がなく、耳鼻科の病院に行きました。

 

連休明けのためか、混雑・・・・・

風邪が流行っているのでしょうか?

 

診察の結果、風邪の炎症とのこと、風邪が治りきっていなかったようです。

家に帰ってから薬を服用したところ、今のところは、咳もなくなりました。

 

もっと早く専門医の診断を受けるべきなのでしょうか・・・・

 

それはさておき・・・・

 

今回も本の紹介です。そして今回の本もこれが新書かと言う程の厚みのある本です。今回の本は前回の本よりも頁数が多く、493頁ですので、通常の新書の2冊分はあろうかと言う文章量です。この本は、2004年6月に扶桑社から『日本国民が決断する日』を改題と加筆をして2016年6月に新書として発売されたものです。そのため、今となってはこの本で取り上げられている内容は古くなってしまっているのですが、取り上げられているテーマに古さは感じません。

 

著者の青山繁晴氏についてはあまりご存知ではない方もいるのではないかと思いますので、略歴をご紹介します。

 

著者の青山繁晴氏の略歴

昭和27年7月25日、神戸市に生まれる。淳心学院中高卒業。慶應義塾大学文学部中退、早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。共同通信社に入社し事件記者、経済記者を経て政治部へ。平成10年、三菱総合研究所に研究員として迎えられ、安全保障・外交から金融・経済までを包括する国家戦略の立案に携わる。平成14年、株式会社独立総合研究所を創立。代表取締役社長・兼・首席研究員に就任し、原発テロ防止をはじめ危機管理、日米同盟を対等にする試みを含め外交・安全保障、メタンハイドレート試掘を軸にした自前資源の調査研究などを統括する。近畿大学客員教授、東京大学非常勤講師を務め、消防審議会委員など公職を無償で務める。

衆議院議員 自民党所属 比例代表選出 平成28年 当選 1 回

 

この方の存在を知ったのは、暫く前の事でした。ネットで配信されている「真相深入り!虎ノ門ニュース」という番組を見ていて、他の解説者にはない視点の話が多いことから興味を持ち、「危機にこそぼくらは甦る 新書版 ぼくらの真実 (扶桑社新書)」を読んでみました。そして「アメリカ・ザ・ゲンバ - America at the Scenes - (ワニブックスPLUS新書)」を読み、この「壊れた地球儀の直し方」で3冊目です。危機管理や国防の専門家と言った印象を持ちましたが、もう一つの顔は、良い意味での愛国者と言ったところでしょうか。そして行動力と堪能な語学力を生かした取材活動には驚かされました。

 

観念論で現実を無視した平和を説くような活動家とは、対極にあるような現実主義者であり、アメリカの考え方や軍事にも精通されているだけでなく、極東アジアの軍事情勢にも非常に詳しい印象を受けました。この本が書かれたのは、アメリカがイラクと戦争戦争を始めた当時の話であり、当時のアメリカの思惑や北朝鮮の核問題を6か国協議が行われていた時期です。その当時も一応は、ニュースなどでアメリカの思惑なども聞いていましたが、テレビの解説者とは分析力が違い過ぎることからリアルタイムで読んでみたかったと思います。

 

ただ、この方が本当にすごいと感じるのは、日本人は何を考え、何をすべきかを読者に考えるように訴えかけていることではないかと思います。勿論、国防のために戦えと言っているのではなく、何かをしなければならないと指示されてもいません。

 

この本で著者が訴えたい事、それは本の裏表紙に引用された下記の文章に集約されている気がします。

 

わたしたちは21世紀型民主主義については、まだ幼児である。

放っておけば、誰がの眼を借りて見ようとし、

誰かの頭で考えてもらおうとし、

誰かの手で運命をつくってもらおうとするのが、

わたしたちの裸の姿なのだ。

その永年の癖を変えるには、野の草のように静かな強い意志で、

これまでの自我を超えるしかない。それが「超国民」である。・・・本文より

 

この本の中で、著者はアメリカの世界戦略につい詳しく解説されています。アメリカが何を考え、イラクとの戦争を始めたのか、そして著者はアメリカの戦略の失敗を予言しています。更にテロリストを養成している北朝鮮の実態とその北朝鮮に対してアメリカはどのように対処しようとしているか、そして日本はどのように対応すべきなのか、実に重たい話が続きます。何分にも書かれた内容は、2004年当時の政治情勢を背景に書かれているとから内容としては古くなっていますが、国際政治の現実を知るためのテキストとしては古さを感じさせない内容です。

 

ただ、この本の内容を説明するのは難しいと言えます。第一部はイラク現地取材、第二部はアメリカの世界戦略の転向とアジアの将来、第三部は起こり得る米朝戦争のシュミレーションと北朝鮮の思惑、第四部は真実の日米間系、第五部は日本の現代政治の果たしてきたこと、そして最後に新書版の追記ですが、内容が多彩過ぎてまとまりがなくなっている印象もありますが、いずれも新聞や雑誌、テレビでは聞くことがない話ばかりです。また、青山氏は自民党の議員ではありますが、小泉元総理など自民党の元総理に関しても容赦なく批判されています。

 

この本の中にはご紹介したい話は数多くありますが、一つだけ紹介させて頂きます。

 

 

 戦争はアメリカの最大の既得権益です。軍需産業だけでなく、経済のほぼすべてが戦争と繋がっていて、ハリウッド映画といった文化まで戦争が主人公です。

 だから既得権益から疎外された黒人でないと「戦争をしない」という約束はできない。日本のジャーナリストの中には「オバマは神の子だ。だから黒人差別を乗り越えた」とテレビで叫んだ人もいます。それは現実からとても遠かった。

 神の子のはずのオバマさんは大統領となって、かつて国際法をまるで無視してアメリカ大使館を占拠したイラン、アメリカが悪魔と呼んだイランと手を組みました。

 なんのために。戦争をイランに頼むためです。それも本当はブッシュ政権の時代に芽があるのは、原著で指摘している通りです。

 オバマ大統領のもとでアメリカ軍が身動き取れなくなったのを見た世界は、一斉に変わり始めました。

 たとえばイランとシリアのそれぞれ北部にまたがる地域では、自称イスラーム国(IS)という新しいテロ組織が、女性を性奴隷にし、日本人の首を刎(は)ね、やりたい放題となりました。オバマさんは、この自称イスラーム国と戦うために米軍の地上部隊を出すことをせず、アメリカ大使館を占拠したイラン革命防衛軍に頼んだのです。

 イランの革命防衛隊は、国防省のもとにあるイラン国軍と違い、実質的に宗教指導者のもとにあり、動きやすいのです。したたかなイランは、見返りに、アメリカなどの西側諸国と核合意なるものを二〇一五年に結びました。日本の報道では、これを「イランに核を放棄させた」と伝えていますが、とんでもない、逆です。

 時間を掛けてゆっくりと、量も少なく、質もやや落としさえすれば核兵器を作って良し、それが核合意です。

 イランは長年、北朝鮮と共に核開発をしてきました。イラン政府が否定していることは公平を期すために記しておきます。しかし世界の本物の核問題の専門家で知らない人はいません。

 北朝鮮は、イランからドルが入ってくることを期待できることになりました。オバマさんがイランへの経済制裁を解除して、イランは凍結されていた十二兆円の海外資産のうち、八兆円分が手に戻り、そこから北朝鮮に「予約金」を支払われたとみられます。

 だから突然、北朝鮮の金正日書記長に続く金正恩委員長の独裁政権は日本の安倍政権と拉致問題について交渉しなくなったのです。拉致被害者は、またお金の当てが無くなったときのために取っておくつもりです。

 いま記した通り、金正日書記長の三男坊、金正恩さんは三十六年ぶりに朝鮮労働大会を開いて「委員長」に就きました。何のことはない。祖父の金日成主席のそっくり真似をする道を歩いているだけです。

 拉致被害者を取り返せずに、こんな個人的欲望の支配する国に囚われたままにしている現実は日米合作のようなものです。

 いずれも世に出ていない、イラク戦争の真実、オバマ大統領のほんとうの姿、これらが物語るのは、アメリカが「世界のどこでも、いつでも支配できる軍事力」をすでに見失ったということです。

 

壊れた地球儀の直し方 扶桑社 P483-P485

 

この話に続き、小泉元総理の批判が続きますが、長くなりますので、割愛させて頂きました。

アメリカのイラク戦争の話やイランの核合意の話はニュースなどで聞いてはいましたが、こんな話があったとは、全く知りませんでした。管理人が新聞やテレビのニュースを信頼しなくなったのも新聞やテレビではこんな話をする解説者もなく、ましてオバマ大統領の政策が日本人の拉致問題にまで影響していたとは、全く知りませんでした。

 

この本の中で著者は自分の頭で考えることの大切さを説かれていますが、自分の頭で考える前に何が起きているのかを知ることの方が大切な気がします。しかし、情報化社会とは言いながらも、今の世の中で何が起きているかを知るのは、簡単ではない気がしています。テレビや新聞では、毎日ニュースが流されていますが、本当に大切な話は報道されることなく、意図的に無視されているのではないかと思うことが多くなりました。

 

以前から漠然と感じていた疑問の数多くが、この本を読むことでその疑問が解けた気がしました。新聞やテレビの情報を鵜呑みにしているだけでは、本当の事は何一つとして分からないと改めて実感しました。しかし、自分の頭で考えるには、世の中で本当は何が起きているのか、自分で調べることが大切であると思います。その意味では、インターネットの普及は大きいと思います。10年以上前ならば、新聞やテレビ、週刊誌などの情報以外の情報源は限られていましたが、最近はネットでニュース番組なども配信されていることから情報が集めやすくなりました。その意味では、少しずつではありますが、世の中が変わりつつあるのでしょうか?

 

 

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at 00:19, 星 良謙・子授け地蔵, 本の紹介

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「天皇は本当にただの象徴に堕ちたのか」を読んで(星)

評価:
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1月の中旬に胃腸風邪を引き、体調を崩してしまいました。

少し良くなかったかと思っていたら今度は発熱・・・・・

 

{{{{(+_+)}}}} 寒気が・・・

 

再び、ダウン・・・・

 

何だかんだで数日間寝込んでしまいました。

 

そんな訳で、このところ投稿をお休みさせて頂いていました。m(_ _)m

 

しかし、やっと体調も戻りましたので、投稿を再開させて頂きます。

 

本題に入る前に、気になる話を見つけましたので・・・・

 

中国5つ星ホテル 便所掃除用具を食器に使い歯ブラシ使い回し こちらから

 

中国に続き韓国でも…五つ星ホテルがトイレ掃除用のスポンジでコップを洗い物議=「国際的な恥」「市内の食堂がよっぽどきれい」―韓国ネット こちらから

 

また、在日韓国人の方も韓国旅行に対しては警鐘を鳴らされています。

 

在日朝鮮人から見た韓国の新聞 平昌オリンピック : 食中毒テロでまたしても被害者様出現の予感 こちらから

 

それはさておき・・・・

 

久々に法律の専門書を読みました。

明治天皇の玄孫で有名な竹田恒泰氏の書かれた「天皇は本当にただの象徴に堕ちたのか 〜変わらぬ皇統の重み〜」です。

この本は、新書ではありますが、382頁とこれでも新書かと思う程の分厚い新書です。

一般的な新書の2冊分とは言いませんが、それに近い文章量です。

 

そして内容はと言えば、憲法の解釈についての学術論文ですので、憲法の専門的な解釈が延々と続きます。管理人は、法学部出身ですが、考えてみれば、憲法の講義を受けた記憶がありません。憲法は選択しなかっただけなのかもしれませんが、いずれにしても憲法の学術論文を読むのは初めてでした。法律の専門書を読むことは、大学を卒業して以来の事であり、学術書にありがちな言い回しに慣れるのに少しばかり時間がかかりました。本を半分ほど読み進めたころになり、やっと大学の講義を受けているような気分になりました。その意味では、面白い内容の本ではありましたが、あまり一般向きの本ではないとの印象が残ります。

 

それでもこの本の内容は、一般向きに書き改めたダイジェスト版とのことであり、本来の学術論文はいずれ出版されるとの告知がありました。この本がダイジェスト版ならば、本来の論文はどれだけの文章量になるのだろうかと考えてしまいます。いずれにしてもかなりの文章量になることは間違いがなく、読むのは大変かと思いますが、完全版が出版されたならば、読んでみたいと思います。

 

さて、この本の内容に少し触れておきますと、今の憲法学者の主流派の意見によれば、今上天皇は2代目とされていることに驚かされます。これは冗談でも何でもなく、今の憲法学者の多くは、今上天皇は125代ではなく、2代目の天皇であるとの意見が主流だそうです。これは大日本帝国憲法(明治憲法)と現行の憲法に連続性を認めることができないことから大日本帝国憲法(明治憲法)に定められた天皇と現行の憲法が定める天皇は、全く別であることから今上天皇は125代ではなく、2代目の天皇であるとされています。

 

これは、8月革命説と呼ばれる意見だそうですが、大日本帝国憲法(明治憲法)は天皇主権の憲法であり、現行の憲法は国民主権の憲法であることから大日本帝国憲法(明治憲法)と現行の憲法に連続性を認めることはできず、ポツダム宣言を受諾したことで革命が起きたとされています。そのため、戦前までの天皇と戦後の天皇は、同じ天皇ではあっても内容は大きく異なり、全く別の存在であるとの意見が、現在の憲法学者の主流だそうです。

 

その意見に真っ向から反論しているのが、この本の内容であり、大日本帝国憲法(明治憲法)と現行の憲法では何が変わったのか、大日本帝国憲法(明治憲法)における天皇の権限と役目、議会や大臣との関係、現行憲法における天皇の役目などを一つずつ検証しながら話を進めることから話は非常に煩雑となりますが、学術論文である以上は煩雑なのは避けられないと思います。また、大日本帝国憲法(明治憲法)と現行の憲法の比較だけでなく、現行憲法の成立の背景にあった占領軍の意向などについても触れていますので、改めて現行の憲法について学ぶことにもなります。

 

著者の竹田恒泰氏の意見としては、日本帝国憲法(明治憲法)と現行憲法には連続性があり、天皇の役割も日本帝国憲法(明治憲法)と現行憲法には大きな差を認めることができなとの結論ですが、政治思想に関係なく、純粋に憲法解釈として考えても竹田氏の意見の方が正論ではないかと思いました。

 

この本の中で取り上げられている内容は、天皇に関することが大半であり、九条の話は一切登場しませんが、お勧めの一冊です。但し、元は学術論文ですので、少しばかり難解です。

 

 

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at 21:14, 星 良謙・子授け地蔵, 本の紹介

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霊障の原因(星)

昨日の事ですが、週末に体調を崩したことから病院に行きました。

月曜日なので病院が混むことを予想して開院の9時に行ったのですが、既に待合室は超満員・・・・

受付で既に2時間待ちですと言われてしまいました・・・・(|||_|||)ガビーン

 

受付だけをして、一旦帰宅した後に、病院に行ったのですが、更に30分待たされました。

 

待合室で待つ患者の3分の1はマスク姿でした。

インフルエンザが流行しているとのことで、インフルエンザの検査も受けましたが、幸いなことに陰性でした。

 

寒い日が続いていることからくれぐれも体調管理にご注意下さい。

 

それはさておき・・・・

 

管理人に霊障鑑定を依頼される方から時々どうして次から次へと障りが見つかるのかとのご質問を受けることがあります。

これは重症の霊障の方から多いご質問が多いのですが、これは何も管理人が金儲けのために作り話をしているのではなく、それだけご先祖や依頼者の方の業が深いとでも言うしかありません。

 

一般的には、霊障の多くは、先祖が供養を求めて障りを起こしてることが原因であるとことから先祖供養をされることで障りが解消することは少なくありません。それに次いで多いのが、長年忘れ去られたままの水子の障りです。長年忘れ去られたままの水子の障りは、先祖に比べますと厄介ではありますが、原因が分かっている分だけ障りの解消は難しくないと言えます。しかし、有縁無縁之霊となりますと、話は厄介となります。

 

有縁無縁之霊とは、お妾さんや住込みの使用人など家系の人間ではない方でありながらも、家系と深い縁を持つ方のことですが、ご先祖に対して深い怨みを抱き、子孫にまで障りを起こし続けている場合が少なくありません。また、新興宗教や霊能者と縁を持ったことで本来ならば、無縁であった不成仏霊を呼び込んでしまった場合など、実に様々な事例がありました。特に新興宗教や霊能者とのお付き合いが長かった場合には、どんな不成仏霊が隠れていても不思議ではなく、あらゆる可能性を疑わなければなりません。

 

このような書き方をしますと、霊能者や新興宗教を頼られている方々を不快にさせることになると思いますが、霊能者や新興宗教を頼られる方の多くは深刻な霊障であることは少なくありません。勿論、霊能者や新興宗教を頼られている方々の全てが深刻な霊障であると断言できるはずもありませんが、少なくとも何らかの悩みを抱えている方の集まりであり、その意味では霊障の確率は高くなることは避けられません。

 

深刻な霊障の方々が集まることが繰り替えとされます、その霊能者や新興宗教の施設に不成仏霊が常に居座るようになり、巨大な闇が形成されるようになります。つまり、集まった信者などに憑依していた不成仏霊が一カ所に集まようになった状態と考えて頂ければ良いかと思います。しかし、集まった不成仏霊が漂っているだけならば良いのですが、そこに集まる生前には何の縁もなかった無関係な人間に憑依することがあります。こうなってしまうと非常に厄介です。何処のどんな不成仏霊が隠れているかは見当すらつかない状態となります。そのため、霊能者や新興宗教を頼られていた方の場合には、障りの解消が困難になる場合が少なくありません。

 

苦悩する方が集まることは、一般的な神社仏閣でも同じですが、心霊現象に理解のある神社仏閣は少ないことから重症の霊障者が集まる可能性は低いだけでなく、神霊の働きがありますので、過去の経験では、神域が不成仏霊の溜まり場のようになっていることはほとんどありませんでした。また、付け加えますと神社の神職や寺院の僧侶の方の中には、この人は霊障の事を分かっているのではないかと思いことが過去に何度かありました。そのことを知り合いのお坊様に聞きましたところ、分かっていても何も言わない方は少なくないようです。その意味では、不成仏霊の対策をされている神社仏閣は少なくないのかもしれません。

 

また、有縁無縁之霊以上に厄介なのが、過去世の起こしている障りです。自分の過去世が現世の自分に障りを起こしているはずがないとお考える方もいるかもしれませんが、過去世の自分が現世の自分に障りを起こしていることは珍しくありません。具体的な例としては、浪費癖の激しい方の過去世を調べたところ、大店の道楽息子の過去世が障りを起こしていたことや周囲の方と問題を起こしやすい方の過去世を調べたところ戦国武将の過去世が障りを起こしていたことなどがありました。

 

これらに共通しているのは、過去世の自分と同じような人生を現世においても繰り返す傾向が強いことです。そのため、過去世において生き方に問題があった場合には、今世においても同じ様な問題を引き起こす傾向があります。特に過去世において高い身分にあった場合、行者や巫女などをされていた場合などには、その傾向が強くなります。

 

更に厄介なのは、過去世の人間関係の怨みや嫉妬、愛憎などが障りを起こしている場合もあります。例えば、過去世において敵であった不成仏霊が過去世の怨みから今世の人生で障りを起こしていたこともありました。これは現世を生きる人間からするならば、非常に迷惑な話ですが、怨みを抱く不成仏霊には時間が関係ありません。怨みを抱いたまま時間が止まっていますので、100年、200年どころか、1000年、2000年前のことでも怨み続けている不成仏霊は少なくありません。

 

特に太古の昔の心霊は、思い込みが激しいと言うか一途です。そのため、1000年、2000年前のことでも昨日の事に様に怨み続けている場合があります。更に厄介な事は、あまり古い時代となりますと、当時の信仰形態が現在の信仰形態と異なりますので、一般的な神社仏閣での供養や祈祷の効果がない場合も少なくありません。しかし、対策がないではいつまでも障りが解消しませんので、試行錯誤を続けていると言ったところです。

 

霊障の原因は、ここまで書いただけでもかなりの数となりますが、両親の過去世が障りを起こしていた事例が幾つかありました。ごうして父親や母親の過去世が、現世の息子や娘に障りを起こすのかの理由は、分かりませんが、親が自分の息子や娘を自分の分身の様に考えたり、自分の物の様に考えていることが理由ではないかと思われます。つまり、死後の世界においても、親が自分の息子や娘に対して干渉するのは当然であり、親が自分の息子や娘に対して干渉することを親の愛情であると考えていることが障りの原因であると思われます。

 

この他に過去世において誓願を立てたことがありますと、その誓願が今世の人生にも影響している場合があります。特に過去世で行者や巫女などをされていた時代に立てた誓願は、今世の人生にも影響を及ぼしている可能性が高くなります。勿論、誓願を立てること自体は悪いことではありませんが、問題はその内容です。例えば、世のため人のために生きることを誓願として立てることは良いのですが、その誓願が生き続けていますと、背負わなくても良い苦労を背負い続ける結果となります。また、自分の好きな相手のために生きることを誓った場合には、相手が背負うべき苦悩まで背負い続ける結果となります。

 

過去世の誓願は、自分の誓願であるとも言えますが、今世において誓願を立てた自覚もないままに苦労だけを背負い続ける結果となります。このような場合には、誓願の内容などを調べ、願解きをされませんと、いつまでもその誓願の影響は解消されません。これは一種の呪いと同じであり、呪いを解かないといつまでも呪いが独り歩きしているのと同じと思われます。

 

ここまで読まれた方は、少々うんざりされたのではないでしょうか。霊障の原因は実に様々であり、細かく書きますとこの他にも色々な事例はありますが、本当に深刻な霊障の方の場合には、これらの原因をすべて抱えていることもありました。そのため、一つの霊障を解消しても次の霊障が見つかるの繰り返しが続くことも珍しくありません。

 

 

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at 14:46, 星 良謙・子授け地蔵, 心霊現象と神秘体験

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新聞不信(星)

寒い日が続いております。 {{ (>_<) }} サムイーッ!!

管理人が住む地域は、滅多に雪が降ることはないのですが、今年は別でした。

豪雪地帯の方からするならば、大した雪とは言えないと思いますが、スノータイヤすら装着していませんので、雪が降ると大騒ぎとなります。

 

(°°;))。。オロオロッ。。・・((; °°)

 

何とも情けない日々が続いています。

 

それはさておき・・・・

 

今から40年以上前には、新聞は社会の良識であるとされていた時代がありました。その当時は、ネット社会など夢のまた夢であり、社会情勢を知るにはテレビ、ラジオ、新聞、週刊誌などの情報に頼るしかなく、専門的な情報を得ようするならば、専門書を探すしかありませんでした。管理人が占いの勉強を始めたのもこの頃であり、大型の書店を中心に書店を何軒もまわり、占いの本を探していました。また、意外に役立ったのが、古本屋であり、絶版となっていた占いの本を何冊か購入しました。

 

その当時は、星の数ほどいる占い師の中で誰が信用できるのか、どの占いが信頼できるのか、すべてが暗中模索であり、面白そうな本を見つけたならば、迷わずに買うことにしていました。家に帰ってから無駄であったと思う事も少なくなかったのですが、次に買おうと思っても店頭から消えているだけでなく、絶版になっていることも少なくありませんでした。占いの専門書の需要は少ないことから発刊部数も少なく、価格も高いことが多いのですが、発刊部数が少ないことからずに売り切れる傾向があります。また、絶版になっても人気のある場合には、古本が新書よりも高額で取引される場合も少なくないことから少しでも面白いと思ったならば買っていました。

 

ネット社会で様々な情報を簡単に調べることができる現状を考えますと、40年前に比べますと、テレビ、ラジオ、新聞、週刊誌などの地位は大幅に低下していると言えます。勿論、ネットの情報の全てが信頼できるとは限らず、ガセネタや妄想にも近い内容の記事も少なくありませんが、専門性の高い内容の記事の記事を見かけることも少なくありません。以前ならば、苦労して調べなければ分からなかったことが簡単に調べられるのは、有難いと言えますが、記事の内容の真偽を見分けることができるだけ力が求められる事にもなります。

 

先日もふとボンバルディア CL-415が気になり、ネットで調べてみました。ボンバルディア CL-415と言って分かるのは、余程のマニアだと思いますが、森林火災なとで空中から大量の水を散布する飛行艇です。湖面などを滑走することで機内のタンクに給水して火災現場で消火活動が可能なことから森林火災の多いカナダで活躍する特殊な飛行艇です。管理人がこの飛行艇の存在を知ったのは、今から20年程前のことなのですが、話題になるような飛行機ではありませんので、その後どうなったか気になりました。40年前ならば、この飛行艇を調べようとしても何を調べれば良いのか分からずに途方に暮れるところですが、何とも便利な世の中になったと思います。

 

また、最近は、YouTubeで色々な動画だけでなく、保守系の番組が多いようですが、ニュースも配信されています。地上波の番組は、存在理由の不明なコメンテイターの見当外れな意見を聞く必要もないだけでなく、聞いていて面白い番組が幾つかありますので、最近では地上波のTVニュースはあまり見なくなりました。そのため、従来のテレビ、ラジオ、新聞、週刊誌などの地位が相対的に大きく低下していると言えます。

 

管理人が時々見ている番組

DHCテレビ 虎の門ニュース・ニュース女子  こちらから

竹田恒泰チャンネル こちらから

 

仕事がありますので、長時間見ていることは難しいのですが、時間があれば時々見ています。

必ずしも全ての意見に賛同は出来ませんが、地上波の番組よりは遥かに面白いと思います。

 

さて、病院の待合室などで新聞を時々手に取りますが、とても定期購読する気持ちになれない内容ですが、今回は新聞社の闇とも言える押し紙の実態を取り上げているサイトがありましたので、ご紹介します。

 

純粋なジャーナリズムのウエブサイト、読者に媚びない硬派の記事 MEDIA KOKUSYO

 

カテゴリー 「押し紙」の実態に関連する記事 こちらから

 

少し補足しますと、「押し紙」とは、「実際には配っていない」のに印刷し、「配ったこと」にしている部数のことです。実際に販売されている部数に予備の部数を上乗せするならば、話は分かりますが、実際には予備の部数を遥かに上回る部数を新聞販売店に配達しているようです。勿論、新聞社は新聞販売店に対して押し紙の分も請求しますので、新聞社にとっては大きな利益となります。しかし、新聞販売店は、配達されることもなく、廃棄するだけの新聞の代金まで払っているのかとの疑問が生じるかと思いますが、実は新聞販売店にとってもメリットがあります。その理由は、押し紙の分まで販売数として公表されることから折り込みチラシの折り込み代が実態よりも大きく水増しされることで、配る必要のないチラシの折り込み代が新聞販売店の収入となります。

 

しかし、新聞折り込みをお願いする側からするならば、これは詐欺でしかありません。新聞が実際にどれだけ配達されるのかお客には分からず、新聞店に言われる枚数のチラシを用意しなければならないことから実に資源の無駄です。そんな詐欺行為をしているような新聞社が何を言っても説得力はない気がします。

 

 

ご相談は こちらから

at 15:49, 星 良謙・子授け地蔵, 管理人のひとりごと

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